三洋 LA1260 ラジオ基板キットの評価をいただきました。
三洋 LA1260 ラジオ基板キット:「自作ラジオを市販ケースにいれよう」RK-138 を落札させて頂いた者です。
本日組み立て、一発OKで鳴りました。大変良いキットの提供ありがとうございます。
簡単な調整(測定器無し)で大変高感度、高選択性を発揮してくれています。真空管式、高一IF二段のスーパーラジオ(調整中)とほぼ同等と思います。三洋 LA1260と基板設計が大変優秀であると感心しております。「 TDA1072ラジオ基板(中波)RK-34 」。より感度、選択性とも上の様です。
何れのキットも真空管の高一IF二段のスーパーラジオのレファレンスとしての役割を期待して製作しましたが RK-138 がその役割を果たしてくれました。鉄筋の建物内でもAFNがガンガン鳴ります。(方角的にAFNが入り難いのです。)市場に出回る高感度を歌ったDSPラジオを上回ると思います。バーアンテナのサイズからしてもLA1260、RK-138は大変優秀であると思います。
惜しむらくはベースの 7石ラジオキットのポリバリコンの回転が固くスムーズでない為選局に苦労する点です。
「 TDA1072ラジオ基板(中波)RK-34」 をベースに木製ケースに入れて良質のバリコンに大型ダイヤルをつけたいと衝動に駆られています。
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◇◇◇オイラからの返事です。
トランジスタラジオから集積化する世情の折、三洋が優秀な技術陣チームでam/fm ICを開発したのがLA1260です。それまではFM検波は外部素子に依存しておったのをウエハーに載せることができた初の製品(三洋にとって)です。企業として自信もって製品化し他社を圧倒した製品です。 したがって性能はとても優れています。
このLA1260より混変調特性がよいのがLA1247(LA1245)です。 山水のチューナー用に開発し使われています。大型バリコン化するのであればLA1247も視野に入ってきます。
したがって基板設計がよいのでなく、「IC設計がよい物を使っている」状態です。
国内流通している455kHzIFTは実測すると465kHzには同調しません。TDA1072はIFが470(465)kHzですのでその性能を充分に出すには IFTを手巻きすることになります。SFU470あるいはW75Hの入手性がネックです。
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ここで紹介済みのように 感度は LA1260 > LA1600です。 日本では感度がやや劣るLA1600は人気です。 LA1600が感度良いと雑誌等で刷り込みした方々が多いので、良い物が埋もれる「工業後進国」になりつつありますね。「先人が残した良い物」でラジオ自作を続けたいですね。
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