マイクコンプレッサー基板、デバイスはTDA1054.
mic-compでは、通常200Hz近傍から下側はカットしていく特性にする。好みによっては300Hzから垂れる特性にする。
クラニシはトランジスタでAF-BPFを組んである。(すごいと思ったぜ)
今日は、audio 特性は15Hzから30kHzまでフラットでcompしてみた。15Hzや40Hzなんてのは聞き取れないがドラム系からはエネルギーが放出される。
KP-12A同様に 入力レベル1.2mVでフルCOMPになる設定にした。(入力0.5mVでフルコンプ動作が上限)。赤指針が入力。黒指針が出力。
YouTube: testing mic-comp IC :TDA1054
、、と 聞き取れにくい低域でCOMPが働いて音がすっきりしない。時定数かと思ったがta2011回路と同じなのでそれはちがう、、ぽい。ヒトの音声だけであればokか???
先達が低域カットする理由も体験できたので明日は特性を変えてみる。
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今朝は、時定数を変えた。時定数CRは計6個。 低域も少しカットした。
入力レベル1.0mVでフルCOMPになる設定にした。それを超える入力はフルコンプレッション状態。
YouTube: testing mic-comp IC :TDA1054, take2
動画のように出力の黒指針が張り付いている。vtvmでみると6dB程度のcomp量
違和感なく聞こえるのでよさそうである。 データシート上では東芝TA2011より優秀なので、安心だろう。
「TDA1054心臓部は単純NFBになっており、大きい入力に準じてNFB量が増える」ので制御の概念とは少し異なり、大信号ほどNFBが掛かり歪率が小さくなるとともに出力が減少する。結果、出力が一定になる方向になる。フルコンプ時でも違和感が判りにくい。とは言ってもAN829,mc3340等のボリュームICほどの信号変化対応幅はないので、20dBが上限だろう。
30dBも狙うとKP-12A同様に潰れた波形になる。(RK-95では余力がある)
・NFBは制御か? と云うと偶々一定量を逆相で戻している動作だ。今ICは単に増幅回路だけの構成なので、ダイオード利用によるALC電圧生成はない。ALC電圧がなく、信号検出もなく、制御信号と呼ばれるものはない。 単に信号を逆相で戻しているだけなので、本動作を制御と呼んでしまうと、NFBは帰還量一定の制御と呼ばれてしまうね。
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通算415作例。RK-158。
キットがいいように思う。
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