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2020年9月20日 (日)

プリント基板でつくる 「12AU7 トランスミッター」

12Vで鳴らす真空管ワイヤレスはすでにリリース済み.

①3A5  :RK-23  トランス変調。 

②1R5     :RK-11

③12AU6 :RK-09

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 ①
上の12V供給では電圧なりにしか飛ばないので、100V用を興した。

・真空管ワイヤレスマイクキットはラジオ少年から tx-1の名称で2010年頃から販売されていた。初期モデルはマイクアンプに6BA6(リモートカットオフ)を採用し、強い音声信号入力時には増幅度が下がる回路になっている。マイクコンプレッサーの真空版とも云える。直線性がなくなるので、音声通信にはよいが、音楽を楽しむには不適である。

しかし、通信販売分野は今春に撤退してしまった。

・TX-1のようなものがプリント基板でまとめられないかなあ、、、と、基板をおこして確認実験をした。

Rk20804


YouTube: 3 tube wireless mic: 6av6,6dk6,6be6

1枚基板になった。RK-208 .  製作記事

Rk20809

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基板化にあたり着眼点。

・電源トランスは、手持ちのものが使えるように、整流回路はプリント基板に載せる。

・整流デバイス(シリコンブリッジ)は、雑音がしない(雑音が聞き取れない)新電元のものにする。

・+Bは、低ハム音に実績のある「低抵抗多段式」にする。

・真空管ヒーターは交流点灯にするので、ハム音が小さくなるようにパターンを検討する。

・OSCコイルは「旧ラジオ少年のOSC-220」を使う。現在は祐徳電子で販売中。

・音声信号部は3極管にし良い音を狙う。

・200Vをプリント基板に印加するので、微小リーク等に留意する。

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1, 基板が届いた。

マイクアンプは、12AU7。 変調に6BE6.

Rk1015

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2, 実装した。押し入れに転がっていたケースを使った。

ケミコンは手持ちの39uFを中心に使った。

電源OFF時の放電用抵抗も載っている。

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3.

通電した。電源トランスからの高圧に耐えれた。

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4, 飛ばして確認。

・普通に聞こえてきた。飛距離は3m弱。 もう少しoscは弱い方が良いかな、、。

・造りなれたgt管ワイヤレスマイクと同じ程度の信号入力で使えた。

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まとめ。

・220v高圧を初めてプリント基板に掛けたが、このアイソレーションならリークしない。

・シャーシ加工して作るワイヤレスマイクの製作時間より、1時間以上短い時間で造れた。

・気がかりだったブーン音も聞こえないのでアース側の引き回しはこれでよいようだ。

通算364作目。基板ナンバー RK-101. 

真空管ワイヤレスマイクの製作ハードルは下げることが出来たと思う。

Ans01

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