3.5~50MHzのモノバンド AMトランシーバー自作基板の作動確認。RX-89。SL1641:qrp
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2019年12月記事の再掲
・dbmの祖 ギルバート氏(英国人)がギルバート・セルを発表したのが1968年 於米国。 その後1970年から祖国 イングランドに戻りplessey社で実力発揮した.
・plessey SL640(641)は当時 CAN パッケージでリリースされた。 その後時流にあわせてdip品がSL1640(SL1641)でリリースされた。 米国MC1496は日本でも有名であるが、欧州ではSL640シリーズが有名である。
・左様な経緯を持つSL1641で中波ワイヤレスマイクキット(RK-62 キット)を領布中だ。50MHzのAM用にRK-83を領布中。
・SL1640のコピー品が日本ではNJM2594 型番で流通している。(SL640のIC chipを90度回してボンデイング。)
ここまで再掲。
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50MHzでam生成するデバイスとして、確認順にNE612,S042P,SL1641の3品ある。NE612使用のAMトランシーバー基板はRK-77。
今日は SL1641を使ったトランシーバー基板の作動確認。
・tx dbmはSL1641. これはRK-83と似た回路
・rx側はRK-77と同じ回路で同じ配置。
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compスタートが0.3mVと少し小さい信号からTA2011が作動するようにしてみた。
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負荷ボビンには3PFをパラつけしてみた。
動作を軽くしたので消費電流は30mA弱だ。
ボビン形RFCより従来通りにアキシャル形RFCの方が結果がよさそうだが、、。
低周波信号を入れてRJX-601で聴いてみた。
YouTube: モノバンド AMトランシーバー自作基板 : RX-89のtx確認
至って普通のAM変調の音。
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受信部
SSG端で0dBuV (1uv)時に、丁度(s+n)/n = 10dBになった。 RJX-601並の感度であることを確認した。
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実績ある回路の組み合わせなので、トラブルはなく終了。負荷RFCは従来のがよさそうだ。
電波として飛ぶのをRJX-601で確認。安定度も良い。 受けの感度はRJX-601並。
基板ナンバー RK-89になる。 自作派むけのトランシーバー基板。
通算350作例。
dbmの祖 ギルバート氏の意思を受け継ぐSL1641で遊んでみると面白い。
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豆知識をひとつ
・ガラスGT管とメタル管ではSNが大きく違う。概ねメタル管が5~6dB SNが良い。外来雑音が管内に飛び込むのをメタルジャケットで防いでいる。実測数値差はsiteに公開済みだが、どの記事だったか記憶が薄い。
・ICでも真空管と同様にメタルパッケージ品が低ノイズだ。IC初期はその辺りを重視していたがコスト面で樹脂モールドに移行している。TO-99などは軽い深絞りなのでプレス時に油を使う上に洗浄工程が必須になるので樹脂に変わっていった。ここぞと云う時には、CANパッケージ品を使ってください。低ノイズです。
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もうひとつ。
LA1600やTA7613ではそこそこ強い信号が入力されると局発周波数が動いていく。SSGで注入した程度でもそれは良く判る。 これはOSC回路(内部回路)に起因する。
TDA1072はオイラが好んで使うラジオICだが強入力に対して上記2つよりも安定している。加えてAGCレンジが国産ICより広い。
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