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2018年6月 7日 (木)

「MC1496ダイレクトコンバージョン受信基板」 製作記事 (埼玉在住のラジオ工作者からの寄稿紹介)

先日、MC1496ダイレクトコンバージョン基板の作動確認を埼玉県のblog読者にお願いしました。

先ほど、以下のように製作レポートが届きましたので公開します。

ヒースキットの4バンドトランシーバー 「 HW-8 」では、本基板と同じMC1496でダイレクトコンバージョンさせている。 、、とキットメーカーから1976には公開されている クラシカルな回路だ。 一世を風靡したHW-7の後継機種がHW-8.

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お世話になっております。

ダイレクトコンバージョン受信機(1496)を組み立でましたので結果/感想をお送りします。

ローカルオシレータは、技量不足で失敗しましたが受信確認はできました。
想像していたより良く聞こえたので驚きです。
詳細は、添付ファイルをご覧ください。

・ローカルオシレータの50Hzハム成分除去
・Tノッチの確認
など課題が残っていますので、この基板でまだまだ遊べそうです。

012_2

 

001_2 osc.pdfをダウンロード

af.pdfをダウンロード

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トロイダルコア T37を利用されていますね。トロイダルコアでも周波数可変できるように同調用Cが2個載る基板にしてあります。

本基板ではシャリシャリ音を取るようにTノッチを入れています。これはJA1AYO丹羽OMがとても昔に公開している手法です。往時はTノッチ2段ですが、本基板はLPF+Tノッチにしています。Tノッチは定数次第ですがシュミレーシュン上65dB減衰させることも可能です。周波数はLCに依存します。合わせこみが必要ですので、可変インダクターがgoodです。しかし可変インダクターの流通性が弱いので固定インダクターにしてあります。 可変インダクターはまだyahooにはありました。減衰のシャープ具合では、CRは随分と劣るのでLCRにしています。

昨年10月のTノッチ実験では、45dBの減衰量を確認しています。確かpeak 3.5kHzでの値をそのまま図面化した記憶です。 、、と実験に基づいて数値化しています。 7ケ月前の実験がここで基板化できました。

013

・周波数可変にバリキャップを利用されていますね。デモジュレータとしてのMC1496へのOSC適正注入量は恐らく0.3V前後になると思います。1V入れると確実に歪みます。

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この「MC1496は3.0μV(9MHz)の信号入力からプロダクト検波する」とデータシートにあるので、RF部を1段回路にいれました。10倍のアンプをつけてやればまずまずの感度になると想います。この基板では2SK192にしました。

ダイナミックレンジ90dBとあるので,これは約31622倍率に相当します。仮に入力0.32μVから10Vまでだとすれば概ね整合します。12V駆動で入力10V対応は苦しいはずなので印加可能最大の30Vならば、データシートの数字になると思います。、、

回路間違いは無いようなので、6月11日から領布開始したいと想います。基板ナンバー RK-18です。

014_2

上記のように、各ブロック間の+Bには信号が漏れ出て他ブロックに影響するのを極力少なくするように「抵抗+C」が入っている。これは基本でMUST。 量産化でここを省略しコストダウンする際には、アイソレーションがどうなのか?を波形確認してから行なう。

MC1496とTDA2611に30Vを掛けれるような回路にはなっている。 3端子レギュレータはOSC石に繋がっている。 もし30V駆動ならば、MC1496のとある点の電圧に留意しその抵抗値を換えてほしい。

この「RK-18基板」と「RK-16基板」で、送受ともMC1496の簡易RIG化(DSB)できます。

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真空管ラジオの音もなかなかですね。オイラの作例です。


YouTube: 「レフレックス+再生」式 単球ラジオ。

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