太陽光発電とキュービック(屋外)。 熱換気量計算はmust.
この話はないしょだよ、、。
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2013年往時の太陽光発電では集中型のパワコンが業界スタンダードだった。
とある理由で集中型パワコンを収納しているキュービック(屋外型)の「換気式熱交換の換気量が不足していないか?」を確認中だ。ネクストエナジーさんがEPC事業者の案件だ。
パワコンはABB.キュービックは中立電機。 「ABBが中立電機指定」と聞き及んでいる。
その中立電機から、ネクストエナジー経由で「換気計算書」が届いた。
1, 外気温度が30℃ で試算。
⇒気象庁の2012年データをみると34℃が観測されている。数値として30は使えない。34~35℃で試算するのが王道。
2, 太陽光直射によるキュービック筐体への熱エネルギー供給量の数値が欠落。
⇒およそ11KW程度の発熱が欠落。
3, 空気の質量が海抜ゼロメートル地点の数字になっている。 ここは標高700m.
⇒熱力学の考え方を知らないようだ。標高分は換気量が不足してくる。
4, 空気流入による損失がゼロで計算されている。
⇒流体力学的には全然ダメ。 一般的には「安全率」として50%~100%割増する。
5, 上記により日東さんホームページで計算した「屋内用キュービック」の数字の6割しか換気量がない。「屋外用」の数字には遠い換気量だ。
端的に申すと、「換気量計算を算出していない。設計していないまま納入した」ことがオイラにバレてしまった。
ネクストエナジーさんもecp業者なら、電卓で換気量計算程度はしてほしいね。納入業者のものをそのまま流通させるだけなら、子供の仕事範囲や。
太陽光発電業界の技術水準は驚くほど低いこともだんだんと判明してきた。 そりゃ、悪徳業者がデカイ顔できるわけだ、、、と。
さて、設計不備であるが、ネクストエナジーさんはどう出てくるか、、、と。
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