OCL用AUX。 スマホ等小型音響機器からの信号をAUXに入れる。
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①小型音響機器はD級動作のものが多いことはここでも示した。
バッテリが2.4Vゆえに0.02W/32Ωの音響ICも見られる。もちろん直流が流出する回路(OCL)も多い。
②家電メーカーによるST管ラジオでは、6Z-DH3Aのバイアスは、グリッドリーク・バイアスが採用されている。主たる目的は部品点数を減らしてコストメリットを産むためである。
音質のことなど全く眼中にはない回路設計だ。グリッドリーク・バイアスが歪みなく作動できる範囲は非常に小さい、これは公知でもある。
また、「メーカー製ラジオではハム音が強くなる側を接地している」のが大半なので、この事からも音を全く考慮していないことが身をもって経験できる。
③オイラの自作ラジオでは6Z-DH3Aの検波出力は、0.7V出るので、上記のようなグリッドリークバイアスだとAF初段でバンバン歪んでしまう。 AF初段のバイアスは0.7~1V掛けたいね。
④ AUX回路は上記①の出力を0.5V~0.7Vまで増幅させれば良さそうなことが判る。
との理由で興した基板だ。ここまで詳細に情報を揚げておくと誰でも簡単に部品を集めて工作できるだろう。この基板で「グリッドリークバイアスの6Z-DH3A」へ繋ぐと入力過多で歪むと想う。6Z-DH3A回路は少し工夫が必要になる。
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