ディスクリート ヘッドフォンアンプ :クリスキットp35型。出力端はゼロボルトにならない
クリスキットp35型の回路をベースしてヘッドフォンアンプを造ってみた。
YouTube: headphone amp :max out put 125mW (9V supply) d.i.y
所感: すっきりしていい音。 「ぺるけ式 PART2」 より音はよい。回路支持者が多いのも納得。
片電源7.5v式 9石デスクリートx2(無調整) のRK-225v2 と この基板を聴き比べると 差が判らない。、、と云うことは RK-225V2も実は非常によい基板だった。目を瞑ってきくと 片電源なのか両電源なのかは 当てられない。
chriskit_p35_type_headphone_amp_diy.pdfをダウンロード
周波数特性は20Hzから330kHzあたりまでフラット。 出力は 9v供給で max 125mW. 差動回路は2SA1015GR. 終段は音の良い定番 :2SA950+2SC2120.
差動回路のVRを調整中。 ゼロにはならないが0.002Vくらいまでは追い込める。
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クリスキット P-35.
製作すれば判るが 出力端はゼロボルトにならない。「無信号時で0.003V~0.02V位」までしか追い込めない。
この回路のR3,R4だと「抵抗+半固定」では出力端は常にプラス電位になる。負側にはならなかった。つまりスピーカーにプラス電圧がかかってしまい、ムービングコアがやや飛び出た位置で信号待受になる。 これを嫌うとDCカット用にコンデンサーが必要になる。
NFB量は上回路図中「 1K : 33K 」の比できまる。この比は「1:15 から 1:150」で散見される。
「発振止めに C6 100pf 」が入っているが、同時に高域が垂れるのでお勧めはしない。この技法は、戦前の日本人特許(3極管時代。5極管登場以前)。 「中和」と呼ぶのが特許上も歴史上も正しい。昭和50年ころの月刊誌にも「中和を取る」の文字が並んでいる。50MHzの回路で頻繁にみた。
スピーカーにプラス電圧がかかってしまうので、プラスマイナス電源にする目的は希薄だ。
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通算538作目。 RK-279
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