FET式差動ヘッドホンアンプ
作図してみた。ぺるけstyle.
公開されたものだと電位センターはズレるので多少の工夫は必要。
電源ラインからの信号回り込み対策には、そこそこ抵抗値が必要にはなるが、「そもそも音源のLR分離具合が40dBあるのか?」の疑念はある。
スマホ音源では そんなに分離できるデバイスが使われていない。
原典のように中和コンデンサーは置いた。 配置がよければ中和は不要。
CLASS_Bのクロスオーバー歪が生じる理由はここ。クロスオーバー歪対策に diode等を用いるが、歪対策回路にも実は英語圏ではネームがある。 日本語での呼び名があるかどうかは 確認している。クロスオーバー歪対策は1960年代の技術なので オイラが幼稚園のころのことだ。採用するdiodeに音色は依存するので、価格の割には味付けがかわる。けっこう重要な部品。
原典回路では、周波数特性のCRによる時定数が3つは成立する(4つ?)ので、どのような山、谷になるかは オイラのオツムでは無理。これは、1972年ラジオ技術社からの刊行本に公開されていた回路の亜種( ベースは ONKYO回路 )。50年前からの古典なので、いわば常識の回路。
原典回路での山と谷はLtspice程度ではシミレーション不能領域。(通電してみりゃ、ソフトの妖しさ体験できるぜ)
負荷変動しないように設計されたOP AMPの特性(1997年登場)。
1997年春時点で日本流通しているので、彼の原稿が1990年頃ならばウンウンとはうなずけるかもしれない。 (2014年前後の執筆らしいので、発売されて17年くらいのちらしい )
供給12v時 出力は1w.
「差動させる半導体」を貼り合わせるのは1970年には登場しているので1960年代の技術だと思う。70年には two in one のトランジスタも販売されていた。
2000年代?に人気だったのがssm2210,ssm2220. 使用温度上限は70℃近傍なので、パワーアンプデバイス近傍には配置できない。
ノイズの小さいデバイスを初段にした案。原典の1/10程度にはノイズ減りそうではある。
ソフトスタート回路を入れた。
リレーon時の突入電流起因ノイズは,下図のようにトランジスタかました方が小さい。(これも1960年時には知られていた古典)
mp4音源機器にはセラミック部品が使われているので、立ち上がりのきびきびした音になる。巻線抵抗と電解コン、スチロールコンで音源機器が出来上がっていれば、音は随分と異なってくる。
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