発振せずにTA7642を使う。 小型ラジオ基板
・ビギナー向けに部品数が少ない回路では、 このTA7642基板をお薦めする。
・この基板では、発振などはしない。「WEBや雑誌公開されている回路では雑な設計すぎる」ので、初心者がつくると発振気味になる。
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聞こえ方は動画で。 3Vでこれだけ聞こえるので初めてつくるラジオとして充分な性能だろう。
発振していますか?
いいえ、発振していないですね。
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ここからは「TA7642 RADIO のhow to make編」
①造り方。
LA1050の流通が2012年頃に途絶えたので、現行入手できるものはTA7642になるだろう。
1,TA7642の推奨電圧が1.3Vなので 「1.5V ⇒1.3V 」にするために1KΩが公開されている。
2,この1kΩは抵抗負荷としても機能しているので値を大きくすると、音が大きくなる。反面ta7642に供給される電圧は下がるのでベターな値を探す必要がある。
3,「SNが最も良い」電圧が1.3Vになるかどうかの情報は公開されていない。
2と3から診て半固定VRが良いだろうとのことで、5K半固定にした。
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基板サイズはこの程度。電圧は3VでOK。
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②
・バリコン可変量120pfはほしいので、max160PFのもの。
・バーアンテナは600uHのもの(バリコン容量が決まれば算出できる)。2次側は自分で巻いてもよい。「2次側巻数で感度が異なってくる」のをこの機会に体験するのも必要だろう。
・調整は、 中波帯全域が聞こえるようにバリコンとバーアンテナ容量を追い込むことだけ。測定器レスでもしっかりと聞こえてはくる。 70PFバリコンだと幅1000kHz程度しか聞こえない。
・推奨回路には検波しきれないRF成分の流入防止が抜けているので、そのままでは発振気味になる。包絡線検波能率は90%~96%なので、おおむね5%ほどは高周波が流下してくる。 これをAF部で増幅してしまうとほどよく相があって発振モードに突入する。LM386等では1MHzでも充分な増幅度があるので発振モードに簡単に入れる。 それを防止するのにはLPFが必要。 この基板にはオーソドックスにLPFを載せた。⇒RFCが見えると思う。
・推奨回路では抵抗負荷なので高周波成分混じり信号の負荷回路としては、疑問符がつく。等価回路T10が検波を担っているので、検波負荷に抵抗では能率で苦しいのでそこは改良した。
・インダクターと半固定VRが見えると想う。 これがノウハウになる。⇒半固定VRで負荷具合が変わり受信音も大小できる。(変化具合はそこそこ)
・予想よりもAF信号が強く出てきたので「AF-VRの前に3.3kオームを入れた」ほうがよい。lm386への入力は絞って使うように。
サトー電気扱い基板は、抵抗を追加したRK-94aになる。
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通算356作目。基板ナンバー RK-94。7月10日から領布開始。1枚350円。オーソドックスな回路になっている。
図中1.3Vはメーカーの推奨電圧。 ⇒ 近傍で snよい処に合わせる。
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簡単に作れる高感度スーパーラジオはこれ。基板はサトー電気にて販売中。IF=455に合わせる道具は必要になる。
YouTube: LA1260 自作ラジオ :2IC ラジオ。
IF=455に合わせる道具、例えば455kHzマーカー基板は サトー電気にて販売中。
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測定器レスでもこれなら製作できる。
基板タイプの単球ラジオ。 これも測定器レスでつくれる。
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