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2018年10月

2018年10月30日 (火)

プロの修理エンジニア。ラジオ、テレコ、ラジカセ。

メーカー製ラジオを治しても面白みは薄い。なぜなら鳴って当たり前だ。いままで鳴っていたのだから「治せば鳴る」。故障部品を同等部品に交換すれば直る。

製造ラインでの不良は「部品不良+実装間違い+基板のエッチング不良+ 半田実装不良+半導体特性不良」と重なってくる。市場出荷品の不動作では「部品不良+半田実装」」を見れば足りる。工場では、基板のエッチング不良/半導体特性不良にはかなり梃子摺る。「web上のプロ」はエッチング不良に出会わないだけ楽だ。

家電の修理センター(YAMADA電機:松本市 )でTVやビデオの修理エンジニアを募集していたので訪ずれたことがある。ラジカセ・カーステ製造ラインでの修理業務実績が6年ほどあったので、そこを訪ねてみた。

センターでは回路図なしでTVを直していた。正直驚いた。半導体の規格表は数冊はあった。が、、回路図とはにらめっこしていない。 株式上場している ヤマダ電機での現場だ。

回路図を手に入れるのにもゼニが掛かる時代だった。所謂、資料がない状態で彼等の頭の中は凄いと想った。1987年当時なのでWEB情報はまだ弱い頃。実際、ギャラは破格だった。メーカーに修理を頼むより安く直せるからヤマダ電機は始めたようだった。プロの修理エンジニアを見た瞬間だった。

オイラが到達しえない水準だ。

それに比べると真空管ラジオは部品点数が至って少ない。掲示板で修理方法の指導を受けたものをyahooに出す蛮勇者もいる。彼等は「恥じ」を知らないらしい。

「回路図が~」と騒ぐほどの部品点数ではない。騒ぐとかなり恥ずかしいと思うよ。僅か40点弱の部品では配線から追いかけても手間隙は知れている。春日無線AF-22あたりでも回路図なしで追える部品点数だ。

残念だが、オイラが近間で見たプロ修理エンジニアの水準に届くweb はない。「web上でのプロ」と実際のプロとは手作業速度がまったく違う。製造ラインでは、もたもたしていると不良が溜まるのでささっと要因特定し治す。 

田舎のおっさんですら、ラジオ/カーステ系は1万台超えで要因特定してきた。製造ラインに配属されていた時のライン累計製造は150万台~180万台しかない。ナショナルのカーステレオは長野県松本市の松下通信でも製造されていたので、それなりの台数を下請け生産してきた。

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美男君も、秀二君も、宮尾先輩も皆、オイラより技術水準は上だった。直上の上司はシーケンサー屋に転職して、三菱電機の某課長(シーケンサー部隊?)を5年ほど勤めて田舎に戻ってきた。その分野では県内に知られている。 オイラは機械設計屋になった。電気回路だけで飯が食える時代ではない。

宮尾先輩は無線通信開発メーカーに居て基板を開発中らしい、知人の某氏も、東芝生産技術の上層部に居るが、彼とて富士通須坂の規模縮小にやられた一人だ。

「エンジニアが丸ごと八重洲無線に転職した」ってのを頻繁に聞いた時代だ。このオイラは往時の平均水準であったが、周りの技術水準が下がるにつれてオイラは平均値でなくなったらしい。

2018年10月29日 (月)

ラジオ用 周波数カウンタ(pic 16f88)が基板(pcb)になりました。

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かねてからご紹介してきた周波数カウンターが基板になりました。いままでプロト基板でしたが、修正版が届きましたのでupします。自作派のお手伝い用に基板(pcb)を興しました。

受信周波数直読式です

「中波、短波の自作ラジオ」 或はFMラジオのデジタル表示に使えます。

「ラジオ表示器の生基板」の配布を致します。

基板在庫は成り行きですのでいつもあるとは限りません。MY 基板・SHOPに在庫数がUPされていれば在ります

3端子レギュレータは電波ノイズ源に為る商品からノイズゼロ品まで他種ありますので、ノイズレベルを確認して用いてください。

 

②LEDダイナミック点灯式

★「マイナス455モード」で局発周波数から455引いた数字を表示します。スーパーラジオ向け。

★「マイナスゼロモード」で実発信周波数を表示します。再生式ラジオにgoodです。

BC帯⇔9.999MHzまでカバー.10.001MHz以上は下4桁表示。

JH4ABZ式表示器の販売終了(2016年11月)に伴い、JH4ABZ氏に承諾いただき興しました。多謝 JH4ABZ殿.

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再生式ラジオにはこれですね。

 回路は同一で、基板は少し小型にしました。

マイコン書き込みはJH4ABZ氏が500円/1個で行っておられます

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RF部のパターンがJH4ABZ氏領布品と異なります。結果、安定度と感度ともにupしました.


YouTube: RADIO COUNTER

printed circuit boardで取り扱い中。

◇picに拠るダイナミック点灯式ですので、周期ノイズが発生します。電波で飛ぶほどの強さはありませんが電源ラインへ漏れ出てます。その事に気ついて製作している方は至って少数です。 「単純に鳴れば良い・機器ノイズが高くても気にしない」のが時流のようです。

ここにあげたように3端子レギュレータの漏れ阻止能力はほぼゼロですので、電子工作市場には良い物はありません。

オイラは、ハンドメイドでtrap基板をつくって使用しています。これがノウハウのひとつです。

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2018年10月28日 (日)

FM トランスミッター基板化計画は頓挫中だが、再トライした。3A5で「リアクタンス管」

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今夕、挫折中とupした fmトランスミッター基板化計画だが、もういちどトライした。

◇コイルは巻いた。 電圧は9V x 4=36Vにした。 帰還Cは100PFと随分大きくした。 一般的にはアルミシャーシで製作すると5PF前後になる。

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OSCした。

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◇発振の切っ掛け用コンデンサーは、0.01uFにした。

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・PCBによりエネルギーが吸い取られているようで、OSCが弱めだ。

・ +Bに信号が乗っているので、ストッパー用のRFCが必要らしい。

工夫すれば基板化もできそうになってきた。

電池管3A5でFMワイヤレスマイクの製作記事は、オイラだけだ。 初トライした2012時点でも製作記事は見あたらなかったので、この6年間でオイラ 一人だけらしい。

FMトランスミッター 3A5 は、造り易いのでトライすると面白いと想う。 「リアクタンス管」の学習になる。

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「水晶振動子を使った真空管発振回路にFM変調を掛ける」のは、とても難しい。バリキャップレスで変調を掛ける回路がひとつハンドブックに紹介されている。

おそらく、それができるエンジニアはもう居ないだろう。 ロストテクノロジーになろうとしている。

SANYO のAM チューナーIC LA1135を使ったラジオ基板 

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LA1135 基板の実装を始めた。

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公告されている回路によれば、AGC周辺がLA1247と同じなのだが、「AGCレンジは大丈夫?」と想う。

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FM トランスミッター基板化計画は頓挫中。

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「電池管3A5のFM トランスミッター基板化計画」は、 OSCしないので頓挫中。

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アルミシャーシーでは初号機、 二号機 3号機と 作動実績があるが、 PCBにしたら全くだめ。

PCBのCが効いてQが下がっているとしか思えない。

追記

頓挫したが再トライしたら無事OSCした。基板化を進める。(基板化済み:領布中)

2018年10月26日 (金)

NE612式 455kHz発振器(初回基板で再確認) 。455.3kHz.

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上限はここ。 47pf+緑トリマー。

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455.00kHzです。

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この型式のトリマーはQが低いようだ。 60PFトリマーをつけてもOSCしないが、47PFコンデンサーだけだとOSCした。

「47PF+緑トリマー」にてOSC中。

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受信波形。

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作動確認できた。

通算266作目。

・56PF ⇒ 47PFで0.2kHzほど動くので1kHz動かすには60~80PFになると想う。Cを56PF固定にしても±0.5kHzには収まる。

・3端子レギュレータ出口で7.3Vまで下がっても455.0を保っていますので、+Bが9V~7.3Vであれば周波数への影響はありません。

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NE612式 455kHz発振器(マーカー)の発振確認した。

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先日のNE612式455kHzマーカーの 改良版が届いた。

①セラミックレゾネータの位置を前回より少し変えた

②低周波発振部のON/OFFをジャンパーで選択できるようにした。

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◇トーン具合。

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◇OSC具合

レゾネータ配置方向を変えたら、ここが周波数上限になった。 以前の向きがよいことがわかった。

やはり100KCマーカー、455KCマーカーはデバイスの向きも効いてくる。100KCマーカーでは苦労した。

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変調されたマーカー波形。

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ラジオで受信した波形。

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前回の配置で トーンのON/OFFをつけただけの基板がよいようだ。ON/OFFのSWは不要にも想う。

トリマー80PFの市販品が無いので、トリマーとコンデンサーの並列回路にしてみたが、これが拙い配置になった。

前の基板で再確認してみた

455.0で飛ぶので前の基板で確定だね。

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7MHz 用LA1600ラジオ基板(RK-12) と 感度抜群(TDA1072)の基板RK-20。ssb復調基板kit. 50MHz A3向けダブルスーパー

自作派むけに、SSB復調キット RK-234kit   (IF=455kHzの LSB / USB )

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relayで切り替えタイプは基板領布。USB /LSB の復調基板RK-234Relay.  

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IF=455kHz用に oscは453.5 / 456.5kHzをリレーでモード切替。                   リレーレスの手動切替タイプはRK-234キット 。

対応ICは、 sanyo LA1247  (RK-27)

                 nxp TDA1572(RK-143.RK147)。

                 TA7613           (RK-17,RK-63,RK-69).

                 TA7641, TA7687,TDA1220B, TDA4001  etc.

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 上記基板の2nd IF用出力pinから信号を貰えばok.
 
 

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短波用ラジオICで LA1600が有名になったのは、アイテック電子オーナーの千葉OMに拠る処が大きい。

ただし局発は非作動でも放送を受信・検波してしまうことはこの春に公開した。その意味では他励式には不向きなICでもある。

仮にLA1600を使い回路設計するならば、TDA1072を推奨する。このTDA1072の方がHF帯~70MHzまで自励で回路になる。それに感度ではTDA1072 >> LA1600。実際に中波帯では LA1600基板(RK-33)で聞こえない放送が、TDA1072基板(RK-34)がんがん聞こえる。TDA1072はイーエレさんのみで扱っている。

RF部を内蔵したTDA1046もある。ICが届いた。

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50MHzで デジタル表示(RK-03)。 ラジオ基板はLA1600ベースのダブルスーパー(RK-60)

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短波ラジオ基板キット, RK-144.

市販ラジオICでは 感度は最高性能なTDA1572。 70MHzも自励受信できる。「メーカーでは60MHzまでにしてね」だが、動いてしまう。 

RK-144はプロダクト検波用端子を配置ずみ。 つまりプロダクト検波キット(RK-234等)でSSB復調OK.


YouTube: now checking my TDA1572 radio for 7.5MHz. short wave radio diy

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「tda1572+ プロダクト検波で7MHz」 は、rk-25.

6m の am トーキー基板を作図中。

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6mのdsbハンドトーキー が順調なのでam トーキー基板を作図中。

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tx側は、dsb-txに抵抗1本追加したもの。 input は90mw前後。mic-ampのゲインは充分あり、過変調になるので、 変調が浅くて困ることはない。

rxは 超再生式。 JH1FCZ氏の回路をややアレンジしてある。

基板サイズはJH1FCZ大久保OMのものより大きく、50.8 x 99.4になる。

2018年10月24日 (水)

マイクコンプレッサー 自作回路、。SA2011, TA2011.

ケンプロKP-12Aと同様なものをお探しならば、別記事です。

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マイクコンプレッサー の回路図は 2018年5月からここに公開してある。TA2011或いはSA2011の回路ではある。

・制御方式では「フィードバック」になるので時間的遅れが話題になる。テレコ用ICなので、それなりになる。

・この遅れを嫌うなら、フィードフォアード制御になる。日本で発表されたフィードフォアード制御はJA1BLV 関根OMによるものだけだ。「自称フィードフォアード制御」もCQ誌上で散見されるが「遅延するデバイスを使いつつ、フィードフォアード式と謳う」ので、論理的に破綻している。フィードバック制御の範疇で藻掻いているだけだ。

・amature radio 用リミッテイング アンプと呼ばれている回路をみるとリミッティングされていない。短時間尖波形には応答できずに通り抜ける。プロユースは2μ秒程度の短信号まではリミットしていようだ。聴覚では100μ秒信号も区別できるらしいので,回路設計としては10μ秒信号をリミットできてリミッテイング アンプの仲間入りらしい。

・「ssb TX 調整にはスイッチングされたAF波形を使う」ことが好ましいとJA1BLV 関根OMは刊行本中で述べている。このsiteに訪れた方ならば、その理由は判るだろう。 

compについては ここに考察をまとめてある。 

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英国海軍向けのデバイス SL6270も具合良いデバイスだ。通信用に開発されたので、テレコ用のTA2011とは性能が違う。基板はここに開発済み。

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2018年10月22日 (月)

50MHz用DSB トーキー基板。 送信波形確認中。

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ハンド トーキーの続きです。

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NE612の後段は2SC1906になってしまった。  

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DSB波形。 AF信号は、少々過入力状態。 およそ70mV(VTVM読み)でNE612に入れると歪みだす。差動回路の個々増幅度調整はほしいと想うが、このICでは苦しい。

NE612へのキャリア注入は0.5Vにしてみた。 どうも0.45Vあたりがよい気配だ。

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TA2011マイクアンプからは0.4Vでてくるので、100KオームVRで受けて程よい。あえてZを合わせずに使う。

COMP ICのSL6270出力が丁度NE612の入力レベルとフィットする。

とTX側注入レベルのデータは取れた。

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2SC1906のエミッター抵抗82オームに0.8V掛かっているので電流は10mA弱。9V x 10mA=90mWほどトランジスタに流れているようだ。 

2018年10月21日 (日)

50MHz用DSB トーキー基板。 送信部実装中。

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osc具合はこれ。

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tx側はここまできた。 NE612の後段トランジスタで程よい出力のものが手元にあったか? と探索中。

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イコライザー付きマイクコンプレッサー 基板の完成。

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イコライザー付きコンプレッサーは 開発済みだ。

音響系には 評価がよい。 現時点での領布は行なっていない。

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ST管スーパーラジオの製作 その2。残留ノイズは0.5mVより小さい。

松下電器の真空管ラジオでsp端をVTVMで観測すると3mVから6mVほどのノイズ(ハム音)を確認できる。

オイラの自作ラジオは 0.5mVほどの値なのでメーカーよりも随分低い。およそ5分の1、或いは10分の1になる。これは12dB~20dB SNが良いことになる。

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ハム音の小さいラジオにするための工夫は、写真参照。オイラはどこにでも居る田舎のおっさんだ。

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0.5mVよりも小さいノイズ。

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通算265作目。

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2018年10月20日 (土)

50MHz用DSB トーキー基板の作動確認 ①。

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ハンドトーキーとして JH1FCZ氏の ポケトラ、 JF1RNRのポケロクが有名だ。 もちろん高田OMのピコ6シリーズもある。

大久保OMのポケトラはAM(FCZ #067参照), 今井OMのはDSB(CQ誌2006年 10月号参照)だ。

ダイレクトコンバージョン受信機(RK-22) それに AMトランスミッター(RK-26)で作動確認できているので、これを合体すればDSBのハンドトーキーがまとまる。

水晶振動子は、オーバートーン作動品になる。 ファンデは概ね30MHzまでだ。 それより上ではオーバートーン作動になる。3rdあるいは5thでの作動になる。

50.62MHzをオーバートーン発振回路で生成してみた。水晶振動子はサトー電気さんにあった。 トリマーは10pFにしてみたが、20pFが具合よいように想う。

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発振強さはこの位にした。DBMへの注入量は0.5~1V目安になる。 これはNE612をダイレクトコンバージョン受信機の作動確認時に、自励作動させると0.7Vほどオシロで観測できたので、その値を持ってきている。

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DBMにはNE612. OSC石は2SC1906. MIC-AMPはTA2011, SP-AMPはLM386.

NE612ではファンデ発振は具合よいが、発振部負荷がIC内部になるのでオーバートーン作動の安定性がやや苦しい。今回OSCはトランジスタにお任せした。また、オーバートーン向きのDBMとしてS042Pがある。

2018年10月18日 (木)

自作マイクコンプレッサー。VOGDA SL6270作動確認OK. 回路図。

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です。navyで好評のSL6270になる。

データシートを20%ほど信じつつ、SL6270の定数を決めていった。

概ね4mVほどSL6270に掛かると80mVほど出てくる。それ以上入れてもOUTは80mV.

入力はオシロの右側。

SL6270の出力は左側。

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 上記3写真で入力は20dB変化しているが、OUTは変化なし。つまりコンプレッサーとして機能している。

COMPメーターも振れた。

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と支障なく動作する。 「UKが誉める」事は納得した。軍用に開発されただけのことはある。このような軍用品が入手できる時代になった。 同年代のTA2011より良い。日英での技術差を感ずる。

HI-CUT用Cは0.01位がよい。LOW-CUT用Cは475~106くらい。 後段にLPFは必須だろう。

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SL6270のOUTを LPF とメーター回路に分けるので、エネルギー的にはLPFには1/2となる。結果、LPFのOUTはVTVM読みで30mV. 一般的な無線機であればレベルはOK.基板ナンバーRK-28。MIC-AMPは15dBネライが良い。

メーター回路部を実装しなければ、 SL6270の出力を素直に取り出せる。

アドニスの卓上マイクAM-308によれば「出力電圧:0~30mV(rms)」とある。このSL6270基板出力とほぼイコールだ。

通算264作目。

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2018年10月17日 (水)

自作マイクコンプレッサー。VOGDA SL6270 に通電してみた。

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Royal navyで好評だったとの話を聴く「SL6270」を実装してみた。カットアンドトライで 追い込む予定。

SL6270とその前段トランジスタを実装。

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SL6270単体で12dBほど増幅が確認できた。 SL6270へ5mVも入れるとオーバーシュート波形になったので、理由をこれから確認する。

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SL6270の入力Zはそこそこ低い。 低周波発振器系は600オーム。 SL6270の入力コンデンサーへ信号を入れるとしっかりVTVMの1レンジ分落ちる。 単純に考えて、200オームとか250オーム前後らしい。

シルバーイーグルではインピーダンスがこれ程低くないので、インピーダンス変換も兼ねたプリ アンプが必要になる。 現状は13dBのプリアンプを載せてあるが、試作のCR定数でSL6270に信号を渡すと トータルでマイナスゲインになった。CR定数はぼちぼちと換えて様子を見る。

SL6270は動作中であるが、ベターな定数に至ってない。

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追記 

・データシートに Zin=180とあった。これで測定方法は間違っていないこともわかった。

・計算上でfreq response =3kHzとなるCR定数にしたが、実測では1kHzあたりからハイカットになった。Cは225或いは105でよいようだ。

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自作マイクコンプレッサーの第4弾。 voice operated gain adjusting device 。

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すでにSSM2166,TA2011,MJM2783の3機種で自作基板化済みだが、過日あげたように、 マイクコンプレッサー ICとして UKで評判良い「SL6270」が届いた。

[voice operated gain adjusting device]とデータシートに明示あるSL6270だ。略でVOGADと呼ぶ。

このVOGADではSL6270以前に2種類あったようだ。このSL6270の後継品はないので、トランジスタで構成する回路が公開されている。

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オイラ的には、「 SSM2166 > NJM2783  >TA20111  」の順位になる。 そのSSM2166より良いと云う英文が幾つか見つかるので、トライしてみる。

出力上限が90mV らしい。  そのままではCOMPメーターが振れないので、メータードライブ用にICを入れた。

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TA2011マイクコンプレッサーのキットは、YAHOOに出品している。SSM2166,NJM2783はICが高いのでキット終了。

2018年10月16日 (火)

SANYO のAM チューナーIC LA1135を使ったラジオ基板 (短波)が到着した。

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2017年5月から机上検討していた LA1135 ラジオ基板のプロトが到着した。

LA1135の評判はよいらしい。通電してみないと実力は不明だ。実際に、前採用のLA1247が WEB評判とはズレテおり、さほど良いラジオICではなかった。

AGC用デバイスを内蔵しきれなかったLA1135. 恐らく市場リリース日がしっかりとFIXしていて、開発陣は身動とれなかったようにオイラは想う。 

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LA1247では AGCレンジがデータシートほどは確保できなかったので、 このLA1135 ラジオ基板には可変ゲインコントロール式のRF AMPを載せてみた。

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ウエスティングハウスの6SA7を1 スリーブ調達した。

およそ103年の歴史を持つウエスティングハウスのGTバルブを調達した。 6SA7を1スリーブ。

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実に綺麗だ。およそ60年前のバルブだが、脚に錆は無い。

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