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2018年7月21日

2018年7月21日 (土)

ダイレクトコンバージョン受信機 基板。NE612,MAX295特性(8次ローパスフィルター)。通電③

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MAX295のOSC電波ノイズを SP端で確認してみた。 音量調整のVRは外してあるので、MAX295から信号が来る要因はコールド側から廻り込んでいるだけだ。 OSC電波がTA7252の1番ピンパターンに飛び込んでいる可能性も否定できない。

C=220PFで通電中なので、周波数カウンターで確認するとOSC周波数はおよそ150kHzである。1/50がLPFがコーナー周波数であるからして3kHzが理論コーナー周波数になる。

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下写真のように、そこそこの値で確認できた。

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 先のblogに上げてあるが 4kHz入力時はガツンと降下している。

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、、とMAX295起因のモノからは逃げ切れていない。


YouTube: MAX295起因の電波ノイズ

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続いてR53を実装し RF AMP の作動を確認した。

60Hzで帰還発振していた。 R53を外すと止まる。

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RF AMP作動で同相による発振になった。 FCZ コイルのシールドケースを指で触れると発振が強くなった。top が一番強い。

これはAF IC TA7252を型番変更すれば 支障なくなるのか?

⇒ お~、オイラがRF回路を間違えていた。裏面から実装した。

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◇ssg(無変調)のこの信号強さで ビート音が確認できた。 値は -10 dBuV。

感度は良好、、ようやくCYTECさんの感度に近づいた。 

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まとめ: 回路を間違えていた。 修正したら感度は上のようになった。

    :上記内容を受けて訂正版を興す。 

AF部のVRを絞ってのSP端でのVTVM値は0.4mV程度。

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出品中の商品はこちら

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YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

ダイレクトコンバージョン受信機 基板。NE612,MAX295(8次ローパスフィルター特性)。通電②

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低周波発振器の出力を固定して周波数を上下させてみた。

オシロの左側波形がsp端(vtvmの黒指針).

右がmax295へ注入している波形(vtvmの赤指針).

注入周波数によってMAX295の吸い込み量が異なるので、注入側のVTVMは少々上下する。

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①C=220PF

◇1.5kHzでの値

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◇2.6kHzでの値。

黒指針が右に振れて 出力が増加中。

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◇4kHz時。

ガツンと出力降下した。

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②C=680PF

◇450Hz時

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◇1kHz時。 持ち上がりが確認できる。

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◇2kHz時。 20dB超えでLPF作用を確認できる。

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上記C=220PF時、680PF時ともに LPFの機能は十分良いが持ち上がり量が8dBほど確認できる。「キレはよいが跳ね上がりがある」と云うべきか、、。 C容量によって跳ね上がり点の移動が確認できるので、跳ね上がりはMAX295内部回路に依存していることも確認できた。

Cの容量としてはphone用ならば C=180PF~220PFだろう。

データシートの文言には、「極めて平坦なパスバンド特性」と明示あるが、オシロで観測された「跳ね上がり」への対策は現瞬間において思いつかない。

◇◇周波数によって吸い込み量が凸凹するが、ラジオのAF部ではこのような凸凹には為らない。高域が垂れてくる。 受け側のインピーダンスが下がるとVTVMで観測される値は低くなるので、このMAX295では「入力インピーダンスが凸凹している」と考えてよいかどうか?

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上流側へのOSC漏れは、図中 C25の容量程度では止まらない。8.5Vほどの単一電源で作動させた。

ダイレクトコンバージョン受信機 基板。TA7252,NE612,MAX295(8次ローパスフィルター)。通電①

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1, RF AMPはまだ未実装だが通電してみた。

SSGからの波形が出てきた。 TA7252も支障ない。

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2, MAX295の作動。

LPFの作動はしているが、低周波発信機の周波数を下側⇒上側へ変化させLPF具合をみると出力が下がりだしてから、一度出力が戻って 、その後再び下がる。 LPFの肩の特性がTRによるLPFとは異なる。

肩の持ち上がりは8dB近くある。 明確に聴感上もそれがわかる。

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 1番ピンに接続されるC容量でLPF周波数が決まるので、バリキャップもやってみた。 バリコンもやってみた。Cを変化させるとアバレ点も移動するので、MAX295内部回路によりアバレた特性が作られていることがわかった。

Qは バリコン>バリキャップだが,Qの大小による 肩特性への差異は見つけられない。

アバレ点があるので予想していた程はキレない。アバレが無い特性であれば、「おお、良いですね」になるのだが、、。ここで確認したようにMAX295起因の電波ノイズが常時飛んでいる。

 LCRによるTノッチ2段のほうが廉価で肩のアバレ特性がなくすっきりするとも思えるが、投影面積上はMAX295が有利である。余談だがMC1496ダイレクトコンバージョン受信機は「TRによるLPF + Tノッチ回路1段」 が載っている。

C容量は固定でよいようにも想うので、 150PF,220PF,470PF,680PF,820PF,102と固定化して後程実験してみる。

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