続きです。
IFTを外した。 このアルミケースの中央孔から漏れ出る電界が、アンテナコイルに作用する。それゆえに、同相にならないように注意する。
COSMOSのIFTは、同相にならないように考えられている。
もちろんSTARもタマディンもCOSMOS同様に考えられている。
その辺も含めて、COSMOS、STARのIFTは評価が高い。
同相にならないように配置しなおした。
IFTを調整しなおした。
ついでに2nd IFについていたダンプ抵抗は撤去した。⇒耳が5dB UPした。
メーカーさんは、もう少し普通に設計してほしい。
★AVC電圧と信号ラインが同じなので、おきまりに音域特性がよく無い。⇒過去の記事
VRに信号を入れてAF部の特性を見た。
①300Hzの波形
②3Khzの波形。(VTVMのレンジを2レンジ下げて計測)
300Hz⇔3Khzで15dBの差がある。もちろん3khzの音が出ない。
200Hz⇔3Khzでは20dBもの差になる。
ここにIFTの特性が加味されてくる。
往時はこの特性で満足していたと想う。
AVC回路に手を加えると往時の音ではなくなるので、このまま往時の雰囲気を残す。
(自作ラジオでは、音域特性に注意してつくりましょう)
★通電すると、マジックアイが輝いた。かなり明るいのでやや驚き。
SGから信号を入れると閉じる。
空芯アンテナなので耳はそれなりだが、
一応受信できたので動画をあげておく。
オイラが想うに、IFTをダンプさせて耳を悪くしてあったので
「あまり使われなかった」からマジックアイも光輝いた状態なのだと想う。
アンテナコイルがSWとBC帯で独立していないので、コイル巻数が少ないSW帯の耳が、独立アンテナタイプと比べてよく無い。改造しようにも接点数がなくて無理。メーカーさんは、もう少し普通に設計してほしい。
使わないアンテナコイルは、両端をグランドに落とすのが基本。だから接点数が多くなる。2バンドでも、ANT,OSCで6回路必要になる。
両端が解放だと浮遊容量により同調点がdip meterで確認できる。
例えば高周波チョーク単体でも、同調点が楽に確認できる。
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以上、メンテナンスでした。