ラジオ工作の入口は再生式ST管ラジオでしょう。
YouTube: 再生式はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示
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DBMの雄であるMC1496を載せたトランスミッターで、「常時 AM変調になるのか?」の動作実験を行った。
1、OSC具合の確認。 上下対称具合は酷くは無い。
キャリア強さは0.4V程度。
2,WEB等で見られるCR値にしてMC1496に低周波信号を入れてみた。
波形は所謂乗算回路で生成されたものになった、所謂AM変調だが、上下の不均等が気になる。OSC波形と相似ではない。OSC波形よりも上下比が悪化しているが、その要因は???
3,外部の固定抵抗⇒可変抵抗に換装して波形を見た。
4, 加算回路で頻繁にみる波形も造れた。この波形は加算回路で頻繁にみる波形だ。「波形からは加算回路」と云えるし、常時乗算動作するデバイスでない事も判明した。ある条件では乗算するらしい。
この状態から負荷を変えていくと、下の波形(乗算動作)が作れる。MC1496を採用しても加算回路で作動することが確認できた。「加算動作⇔乗算動作」は6ピンの負荷次第だ。加算動作時は変調が浅い受信音になっていた。やはり、「加算動作でも変調はできるが浅い」。2つ固定抵抗をSWで切り替えて「加算動作⇔乗算動作」の違いで遊ぶことも出来る。
良い子は真似をしないように。
4, こんな波形もつくれた。上側の伸びが無い波形だ。
元の作動点に戻してみた。
5,
この辺りがいいんじゃないかなあ?
MC1496,10番ピンへの入力はMAX100mV(12V作動時)。 110mVでは過変調になる。
キャリアは、ラジオOSCコイル利用のLC回路でRF0.4V.AFは0.1Vと 4:1の割合になった。(中波帯での値). 7MHz帯での応用実験はこれ。
◇下のはこの6SA7トランスミッターでAM生成させたもの。
上写真のようにMC1496よりも随分と綺麗な波形は、真空管によるAM生成(乗算動作)。およそ70年前の技術の方がどうも優位らしい。
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参考の為に、「SSGからの信号」と「AF発振器からの信号」を結線したものを過去記事から紹介しておく。
上3枚の写真は2017年7月から公開中。下の動画のように注入量で波形が変化する。
差動回路、加算回路による変調実験の項はここ(2017年7月スタート)。
YouTube: AM変調項1。 「MC1496での加算動作?? 乗算動作??」
YouTube: testing MC1496 for AM mod. adder or not ?
6ピンの抵抗値で加算にも乗算にも使える。理論式には抵抗値の数値や電圧差に依存する記述は無いようだが、事実は計算式に登場しない外部部品に依存する、、、。
加算モード⇒乗算モードになると出力は急に1/10程度に減る。動画で見られたように急激な変化があるMC1496には乗算モード、加算モードの2通り作動モードがある。
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質問1,下2枚の写真中どちらでMC1496を使っていますか?
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非常に質の良いAM送信機(トランスミッター)が出来た。 トランスのように可聴周波数に影響を与えるものは使わっていない。MIC-AMP部でNFBを10dBほど掛けてあるので歪み面で有利である。開発記。
教科書のような綺麗な波形になった。中波のトランスミッターに仕上がった。この基板は「MC1496トランスミッター基板。(基板ナンバー RK-13)」。真空管ラジオ向けに、ipad等からの電波を飛ばして、真空管ラジオで聴くことを想定している。真空管ラジオの外部では音が小さくて困る方向けの基板だ。