2014年3月12日 (水)に公開した内容を再掲。
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IFTについてすこし考えてみる。
切っ掛けは、先日完成させた「4球スーパー2号機」
★先ず、手持ちのIFTの中をみて、「1次側コイル(P-B表記)が天側or地側」の確認をする
この↑cosmos IFTは ,1次側コイル(P-B表記)は天側。
この↑FUJIのIFTは、1次側コイル(P-B表記)は天側。
タマディンも1次側は天側。
この↑ナショナルのIFTは、1次側コイル(P-B表記)は地側。
三菱も1次側コイル(P-B表記)は地側。
1次側コイル(P-B表記)の向きは、上記のように天と地と2通りあることがわかった。
統一ルールは無かったようだ。
★ 4球スーパーでIFTからのリークで発振した時は、
上のように結線して、トラブルにあった。
★IFTをふりかえてトラブルから回避した。↓
★では、下のような場合、IFTのリークによる影響はないのか?
いままでは、真空管ラジオでIF段のゲインを上げると回り込むのは、配線からのIF漏れだと想ってきた。
しかし、「IFTからのリークの方が大きいのでは???」と??状態。
少なくとも、上に調整用穴が開いているタイプはモレ(リーク)に注意したほうが良いことを今回経験した。利得限界まで追い込むには、孔は塞ぐしかないね。
真空管ヘテロダインでは、「1st IFTと2nd IFTは 相を揃えない使い方」のほうが良さそうな気配。上記のように「4球スーパー2号機は、相を揃えない」で鳴らしている。以降122号機まで相を揃えない方式で自作。
まあ、松下、東芝などメーカー製真空管ラジオは1st IFTで帰還発振させるようになっているので、あまりゲイン(感度)が上げられないことも判明した。「アンテナ線を伸ばしすぎと発振する」ラジオもYAHOOでは整備済みで見つけることができる。
ただ、山中電機だけは正しく「相を揃えない」配線だった。おそらく、一番ラジオのことを理解していたメーカーだね。
IFT取付は山中方式を推奨。
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ご存知のように、トランジスタ式ヘテロダインでは、「IFTからの信号がバーアンテナに回りこむことが多い」。
IFTとバーアンテナが近いラジオは、回り込みのためにIF段のゲインを上げられない ⇒耳のよくないラジオになる。
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日立のIFTもUPした。⇒記事
YouTube: ハム音の比較にどうぞ。 ヒーター片側接地してもこの位のノイズ。
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・開放線(アンテナ線)なしの磁気アンテナ(バーアンテナ)の調整に、テストループが必要だとJISの紹介しつつ記事にしたのは、オイラ。
・それを見て焦った「某オッサンが祐徳電子に製作依頼を掛けた」のが、テストループの復活生産になった。 復活品を診て自作記事を上げたのが「2019年RFワールド 」って雑誌。
某オッサン様へ、 色々と聞こえてきますが、自己研鑽してくださいませ。修理業ご苦労さまです。