同調指示器(Sメーター) :Sメーターの基準は製造業者の指定による。基板領布中。

 
 

ta2003のagc電圧をfet受けしてsメーターを振らしている基板群。

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YouTube:TA2003自作ラジオにSメーターつけてみた

testing s meter on TA2003 radio:   homebrew
YouTube: testing s meter on TA2003 radio: homebrew

 
 
 


YouTube: sanyo LA1600 s meter unit: DIY

LEDラジオインジケータ:trial
YouTube: LEDラジオインジケータ:trial

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同調指示器は、近年Sメーターと呼称される。この同調指示器に少し触れてみる。

 

AGCには 

1.「受信信号が強くなるとavc電圧が下がる方式」(decrement agc)

2,「受信信号が強くなるとavc 電圧が上がる方式」(increment agc)

との2つがある。

歴史的には、「受信信号が強くなるとAVC電圧が下がる方式」が最初であり、     のちのちに「受信信号が強くなるとAVC電圧が上がる方式」が公開された。真空管ラジオも半導体ラジオも上記2通りの回路で流通している。真空管では「信号が強くなると電圧が下がる方式」がAM放送では席巻している。

歴史での事実は上記の通りなので、仮に「本来のAGC」と云いだすと デクリメントAGCがのみ該当する。インクリメントAGCの出現は20年ほどのちなので、デクリメントagcの亜種あるいは派生種との位置づけにおちてしまうので、「本来のSメーター」と云いだすと 本来のAGCに整合し指針式回路だけになってしまう。LED表示、液晶表示させたものは本来のSメータではないのも事実。「 本来の 」 とはオイラは使わない。             LED表示、液晶パネルでの表示は 閾値が運用側で任意設定できる。技術を有する個人で設定が触れる。結果、共通の物差しには為りえない。呼気中アルコール濃度検査機が、判定ソフトごとにバラツクのでJIS認定に至らないのと同質だ。

・真空管時代のマジックアイを起点として「受信具合を目で確認できる道具」として進化してきた。

 同調指示器で有名な6E5は1938年刊行本(日本語)で紹介されておるので、前身の2E5は1937年には流通していただろう。6E5は測定器として用いられておったのでそこは覚えておくように。時系列では「同調指示器普及より遅れてVUメーターは定義された。」と覚えておくとよい。

マジックアイ 6E5は「信号が強いほどAVC電圧が下がる回路特性を利用し目が閉じる」商品であり、デクリメントAGC対応。

・実験的FM帯放送の頃(昭和32年)に6AL7が普及してきた。これは6E5とは逆動作の「信号が強いほどAVC電圧が上がる回路特性を利用し目が閉じる」。                 vuメーター出現は1939年であり音響機器の測定器として規格公開された。

088

上の表示器が、6AL7. 

 

 
 
 
 

昭和37年刊行 :1962年。JA1AR 木賀OM執筆。

1, 検波出力を測定する回路

2,AGC動作による回路

3, 低周波出力による回路

3通りのSメーター回路が公開されている。1と2の違いは本を読めば理解できる。

196201

196202

「流通中のラジオIC」のAGCレンジをPICK UPしておく。

・110dBのもの    LA1247.

・100dBのもの  TDA1220B, 

・85dB程度のもの TDA1572

・60dB程度のもの LA1600

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・JISでは、「受信機が同調指示器を備えていれば,その受信機は,同調指示器の使用についての製造業者の指定に従って同調させる。これは,受信機の使用時の同調方法に相当するとJIS C6102で規定されている。 ここ参照。

・指針の振れ具合は製造者のお好みになる。、、とJISが宣言している。ITU規格はその対象地域から日本は外れておるのでITUの効力も及ばない。ITUにしてみれば 「この田舎者め」の扱いのように思う。 技術力を失った今になっては、ITUは先見の眼があった、、てことだろう。

sメーター振れ具合の世界標準はないが、当時販売力のあった企業の採用した社内ルールを有り難く信仰する者も多い。従って「どの宗派に帰依するかで、振れ具合に対してのアプローチが異なる」のが事実である。

、、と同調指示器の歴史も確認した。

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pdf版の回路図は公開中。 このsiteにきてpdfをみる割合は0.07%ほどなことも統計上判明しているので、pdf版はさきざき必要ないと思っている。

解像度が荒いもので納得する方が99.93%と超主流なので、下にて公開中。

Rk109

・デクリメントAGC:

 「2SK19(192)を利用したSメーター回路(RK-109)」 を TA7642ラジオ回路にのせたRK-94v2. 500uAまでのメーターに対応。RK-109 基板はサトー電気にて扱い中。pdf版回路図

s meter unit for TA7642 straight radio like RK -94
YouTube: s meter unit for TA7642 straight radio like RK -94

94v2

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・インクリメントAGC:

インクリメントAGC用S メーターユニット type2の半固定vr位置は こんな感じになった。


YouTube: checkig s-meter unit for la1600 radio IC.

・調整がややシビアなので「この基板(RK-151)の領布は、どうしよう???」。動画のは実測400uAメーター。pdf版 回路図

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・インクリメントAGC用S メーターユニット type1はメーターを選ぶ。100uAならばスイングできる。これが部品点数が少ないインクリメントAGC用Sメーター。つまりRK-109のNPN版。

まだNPNの具合よい型番を探しきれていない状態。 M28だと100uAメータはOK 。トライ中にて型番未定。 「500uAまで振らせる具合よいNPN型番の情報」をおよせください。 それで基板化します。FET1への抵抗は値増減必要。

Agcs

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btw

秋月さんのところの2石プリアンプ

K04102

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2石プリアンプ(RK-40)。真空管ラジオのAUX用だが、抵抗2本実装をやめると秋月同様にプリアンプになる。

P1010022

 

 
 
 
 

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   歴史上で信号強さは相対評価であったものを、アマチュア無線局の国際集合体であるIARUの第一地域(日本は第三地域)では1981年に「技術的推奨事項R.1は、HF帯域のS9を-73dBmの受信機入力電力と定義」している。 入力ZごとにμVが違うので要計算。1981年は、FT-101,599ライン等が発売終了後だ。

「信号入力強さとs9との紐付は民間のローカル地域での規格」であり、ITU規格とも意味あいが異なる。日本は第三地域なので、この定義の効力は及ばない。「EU消費を想定して準拠し輸出している第三地域国」のひとつに日本って国がある程度の理解になる。

高感度すぎた受信機だと振れすぎるので1目盛6dBは難しくなる。また低感度すぎても聞こえない。従って「技術的推奨事項R.1」は不十分であり、工業規格には為りえない。 

後述しているが、「無線入力強さとメーター触れのJIS規定は無い」。他国間の民間ルールであるので、ITUからの規定もない。JISでは「製造メーカーの指定による(お任せ)」にしてある。工業規格は不存在にて、「sメーター振れ具合」について言及するのはご注意ください。

 

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 VUメーターとSメーターの違いは「絶対尺 か 相対尺か」の違いになる。信号の貰い方の違いではない。

 絶対尺のものはJISにて規定されている。「池袋暴走死亡事故で有名になった産総研」がらみでJIS制定される。 産総研がOKを出さないものは未来永劫JISに為らない。車両認定して戴いて登録型番の交付してもらう必要があるので、世界のトヨタすら産総研には決して頭が上がらない。衝突安全性能の評価基準は産総研指導の下作成されている。

 VUメーターのJIS規格JIS C 1504は1993年に無くなったので、国際規格IEC 60268-17に準拠するのが好ましい。国際標準規格の効力が日本国内に及ぶか?と云うとそうではない。国内に於いてはJISが有効であるので、JISにないものは法的拘束力はない。それゆえに、「国際規格IEC 60268-17に準拠するのが好ましい」となる。          

 規格が入り乱れいるCADは「ANSIでの寸法入れ」が日本標準であったが、今は崩れてグダグダな寸法入れになっている。 建築製図(JIS) と 機械製図(JIS)では中心線の書き方(線種)から異なる。当然CAD上での指定色も異なる。 

 

 受信側での同調指示器(majic eye  , signal strength meter)は相対による入感状況を言葉にて相手に伝える表現手段として始まった。資本主義経済ゆえに「受信機の付加価値を上げるために、売り手の都合でsignal strength meterが受信機に搭載される」ことになった。売り手の掌上で踊りたい者が多くいたので普及した。

 同調指示器(signal strength meter)は感度に依存してくるので絶対尺にて確定できない。仮に「10udBv入力時にメーター指針で1に規定」しても、信号受信できないラジオも多数存在する。一目盛りあたり6dBってのはUSAメーカー採用値であり、japaneseもそれを70年代から真似した。1970年前半にはsメーターにおいての指数関数性の実験記事(日本)がかなりある。

もっともJISでは、「受信機が同調指示器を備えていれば,その受信機は,同調指示器の使用についての製造業者の指定に従って同調させる。これは,受信機の使用時の同調方法に相当する」とJIS C6102に定められおる。歴史上、同調指示器として真空管式(majic eye)が出現したので、その合法性を補足する記述として上記のように公開されている。

 signal strength meterの立ち上がり時定数は製造メーカーの好みに依存する。仮に同調指示器(signal strength meter) をjisで拘束すると、jis認定品(日本製)の指針式を使うざるを得ずメーター単体の価格が跳ね上がるので、現時点では拘束はない。先々もjisによる拘束はない。この隙間をついてLCD上で信号強度表示された無線機が標準であるが、JIS上での指針具合評価項が存在しないので製造メーカーは助かっている。 

 繰り返すが、「Sメーターは同調指示器であるので、使用は製造業者の指定による」。偶々舶来品が一目盛り6dBだったので、日本人はその振れ具合をクローンした。従ってフルスケールで500dB分表示させても60dB分表示させても、それは製造業者の指定に従うことになる。製造メーカーごとに味付けが違う。最も対数表示させるかどうかも製造業者の指定による。

VUメーターとはJIS C 1504(失効)に準拠した認定品のことを示す。認定品でないものをラジオインジケーターと呼んでいる場合もあるらしい。

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マジックアイ :2種類。 

1、magic eyeはagc(avc)から電圧を貰らっている。6e5はagc電圧がdecrementするものに合う様に設計製作されている。

034

 

2、6al7は真空管時代後期のマジックアイであり、agc(avc)電圧がincrementするものに合わせて設計:製作されている。

088

以降、agc(avc)から受信具合表示信号を貰うのがラジオ(受信機)標準と為っていく。

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半導体ラジオのagcもincrementとdecrementの2通りある。

◇◇increment なagcでインジケータテスト中。基板は領布中。

LA1260 middle wave radio : testing indicator . trial.
YouTube: LA1260 middle wave radio : testing indicator . trial.

LEDを使った同調指示器。

電圧受けに対数特性が良好と云われるFET型番を使った。FET通過後の電圧とLEDバー表示とでやや乖離が見られる。LM93914,3915,3916で差し替えてベターなICを決定したい。基板領布は2021年6月1日からキットで領布中。

trail  LED meter :for radio of increment agc
YouTube: trail LED meter :for radio of increment agc

◇◇decrement agcにはRK-109を領布中。

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Sメータ回路を6E5(6BR5)の回路に付けてみた。

「真空管ラジオAVC電圧でSメータ振らせてみた」:基板確定版
YouTube: 「真空管ラジオAVC電圧でSメータ振らせてみた」:基板確定版

マジックアイとSメーターが並ぶと見応えがありそうだ。基板キットは2021年7月1日から領布中。

Ans01