ラジオ少年の AM /FM ラジオキット KIT-210 を造ってみた。

LA1260 super heterodyne :  my  pcb is fitting to kit  case.
YouTube: LA1260 super heterodyne : my pcb is fitting to kit case.

上のは市販ケースにfitする基板を興して、実装した例。 la1600より聞こえます。

下のも市販ケースにfitする基板を興して、実装した例。 ラジオキット2P3より聞こえます。

自作 2SC1815スーパーラジオ基板をケースに入れてみた。ラジオ DIY
YouTube: 自作 2SC1815スーパーラジオ基板をケースに入れてみた。ラジオ DIY

**********************************************

M002

M001

8386_1

HAND MADE GT TUBE RADIO

004

*************************************

AM /FM ラジオキット KIT-210

ラジオ少年のキットを久しぶりに半田しました。

先日、リリースされたラジオ少年の AM /FM ラジオキット KIT-210

値段が魅力で 購入してみた。 届いたのは2月4日。

資料は、回路図だけなので、考えながら組み立てをする。

IFTなしの3IC構成。1~2石ラジオ製作を卒業された方々むけのほぼ無調整ラジオ。

ICの向きに注意。

010

予想していたよりコンパクト。モバイルラジオとも呼べそう。

① 一番、最初にフラットパッケージのICをハンダつけする。

 CやRが取り付くと苦労するので、最初にこのICを取り付ける。

まず、対角の2点で仮とめする。 薄く基板に「呼びハンダ」をしておくと楽。

 ランドにハンダして、ソルダーウイックで吸って、薄くしてもOK。

 薄く「呼びハンダ」をして、対角2点で仮固定。

011

②仮固定が済んだら、 「ランドに具合良く載っているか?」を目視確認する。

 必要なら天眼鏡を使われたし。

③ICの脚に、フラックスを軽くハケ塗りする。

 鉛フリーのハンダは、半田性が明確に劣るので、

できたら昔の半田を使うことをお薦めする。

 「鉛フリーの半田性が良く無い」のは、業界の常識です。 それ故に、昔よりフラックスを

使う傾向になったです。某半田メーカーのトップページにも、その旨がUPされていた。(今もあると想う)

012

④ 本固定のために、半田する。コテは脚に沿ってパターン側にやや動かす。(2mm?)

脚同士が半田でつながるようなら、息を吹きかけて余計な半田を飛ばす。

30年前のフラットパッケージは

60ピンとか80ピンとかも、ヒトの手作業で基板につけていたのを思い出した。

「20~25秒で60ピンを手半田する」工数しか、大会社はくれなかった。

その会社名は言えない。TVでいまも見かける会社だ。

余談だが、ICの半田順序は「+B(Vcc)の掛かる脚を最初に半田する。」

これは不良率を減らす「量産手半田のマメ知識」。 エンジニアでも知っているヒトは少ない。

あとは普通に部品をつけていく。

013

LEDは、実際にケース載せて、脚長を決めて、半田する。 極性に注意。

写真ので2本の脚の高低があるので、向きが判ると思います。

014

乾電池の接点の向きを確認する。 ↑

015

アンテナホルダー ↑

016

バリコンにダイヤル指針をビス留め。ツマミと共締め。

017

動作確認中。 3端子ラジオICのいつもの波形。 

BC帯は530~1640Khzまでカバーしていたので、

アンテナコイルの巻数は購入状態のままにする。

裸なので、基板を反転するだけで Freqが変る。 

ケースに入れないと何をやっているのか? 判らなくなりそう。

018

SPは、2液性エポキシで固定。100円SHOPで売っている2液タイプ。

019 ロッドアンテナには、M2のタップが開いているので、手持ちのM2x4Lを使ってみた。

インチネジでなくて助かった。 ホームセンターでもM2を並べてあることが多い。

020 ネジ⇒ ラグ端子⇒ロッドアンテナにして、 ラグ端子を共締めする。

FM帯の確認をした。バリコントリマーを最少にして65Mhz~99Mhzだった。

35Mhzも可変できた。 このままでもFM帯はカバーしているので不都合はないが、

目盛りと整合させてやることにした。

整合させるには、OSC周波数を持ち上げる。

OSCコイルを伸ばして、インダクタンスを減少させてFreqを上げる。

023

上の写真のように、バリコン近傍のコイルを伸ばす。 SGで下限を74.2にしてあわせた。

021

ダイヤル指針を、ケースのスリットから表に出してあげた。

022

銘板を貼って、完成。

調整はFreqだけ。 バリコンのトリマーで上限がきまるので、それなりにあわせる。

AMは、3端子ICの音。耳も,3端子ICの聴こえかた。

FMは可変範囲が広いので、選局がやや苦しい。

価格と性能とのバランスはgood。

Freqあわせだけの、ほぼ無調整でこの値段(1260円)なら、お薦めできますね。

KIT-600と耳を比べるのは、値段からも可哀想だが、値段以上に良く聞こえる。

オイラは鉄筋住まいで、AMもFMもサテライトからは35Km以上 離れている。

FMはしっかりと聴こえる。AMもしっかり聴こえる。 

屋外ならガツンガツンと聞こえる。 

中国製にしては、ケース勘合もgood。このラジオキットは、かなりお薦めですね。

オイラが講師なら、薦めますね。

★FM帯の可変範囲が35Mhzもあるので、

バリコンに10pFをパラ付けしたら、可変範囲が20Mhzまで絞れた。

目盛りとは整合しなくなるが、バリコンに10~15p程度をパラ付けして

76~90近傍まで狭くしたほうが、選局はしやすくなる。

↑ 上の改造は、好みです。

024

名板をつけてからでも、ダイヤル指針は取り付くので安心して作業してください。

★AM帯は、「バリコントリマー」と「バーアンテナのコイル位置」で周波数合わせしてください。

 インダクタンスが大きくなる(コイルをバー中央に持っていく)と同調周波数が下がります。

★FM帯は、上記のようにOSCコイルを伸び縮みさせて周波数をあわせます。もちろんバリコントリマーも触ります。

**********************************

小型スーパーラジオ基板を興しました。⇒ここ。

La160021

La160025

*****************

2016/Feb/14追記  最新のは4バンド(FM,MW,短波1,短波2)

KIT-006D  ⇒製作記

044

「呼び半田」は、「呼び水」と同じように「誘い」なので、

予備半田でなく「呼び半田」と呼称する。

中国製ラジオキット TECSUN社製 2P3

066

 ★FM専用でLCD表示。

祐徳電子の 「FMラジオキット2」 を造ってみた

104_2

*******************************


YouTube: はいぶりっどラジオ 1-V-2 デジタル表示

製作したラジオキットたち ⇒一覧

 

超再生式FMチューナーキットも面白いですよ

超再生って知っておられます?

超再生式FMチューナーキットも面白いですよ。⇒記事

117

②短波は聞きませんか?

MW/SW/FMの3バンドラジオキット KIT-600記事

131

132

③AM/FMラジオキット FR-7100  ⇒ 記事

130

④7Mhzダイレクトコンバージョンkit   comet40

073

 

GT管5球式 AMラジオ  ⇒ 記事

041

 ⑥サトー電気 ダイレクトコンバージョンキット ⇒記事

007

⑦MT管6球式 AMラジオ

117

***********************************

FM対応の真空管ラジオたち

①真空管のAM/FMラジオ RE-760

505

②真空管のAM/FMラジオ  ONKYO

506

③シャープのAM /FM 真空管ラジオ  FM-11

507

出品中の商品はこちら

 修理済み真空管ラジオ出品中

***********************************

TOP PAGE

コメント(6)