先日のこれの続き。
「kenpro スピーチプロセッサー KP-12の不動品」を入手したのが2018年1月14日のこと。
銅板接着剤が経年劣化にてピーリング強度がほぼ無いので、補修するには手間がかかる。RFスピーチプロセッサー基板はRK-84とRK-95の2種類あるので、基板丸ごと換装してみたい。
crystal filter lessのrk-95の取り付け穴位置をkp-12に合わせた。そして前回はKP-12に基板が載ることを確認した。
前回はここまで。
載せる基板rk-95は こんな感じの効き方ですね。
YouTube: 自作RFスピーチプロセッサー :ta7061 クリスタルフィルターレス
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今日は机上で 動作確認した。
上写真のようにMIC-GAIN VRを50%開にして0.6mV入力時にスピーチプロセッサー作動する設定にしてみた。
今日はここまで、
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一通り結線した。
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トヨズミの電源トランスは20mA負荷ですら電圧がグっと下がることが判った。
整流リップルを取るには150オーム前後の3段平滑が必要だが、電圧が8V超えてドロップした。仕方ないので33オームの3段平滑に変えて、平滑回路を通過した波形が写真。整流検波にシリコンブリッジを用いたので細かい波は120Hz. 大きいのは15~20Hzのもの。
オイラの環境ではこの15~20Hzノイズが強い。60Hzでなくその1/3~1/4の周波数。 これがそのまま音声信号と重畳されてきた。ソーラーパワコンの50kw x20発からみで1/3次波が出ている可能性すらあるぜ。
バラック状態ではこの低周波ノイズが無かったので、商業電源ラインから電源トランスを経由して届いていることは事実だ。
1, この電源トランスは捨てる。サイズの割に電流が取れない。
2, 15~20Hzノイズ源か不明だが、除去するしかない。減衰量は25dB位ほしい。
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1000kwパワコン起因ノイズを確認した。
オシロ右が120Hz(低周波発振器)⇒ ブリッジ整流ゆえにリップル周波数は、商用電源周波数60Hzの2倍になる。
オシロ左が 電源トランスからのacをブリッジ整流直後波形。
山の数から20Hz近傍と推定
YouTube: 1000kwパワコン起因の1/3次ノイズを確認
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試しにトラップを入れた。
オシロ右が120Hz(低周波発振器)
オシロ左が 電源トランスからのacをブリッジ整流直後波形プラス 20Hzトラップ
はい、綺麗になりました。
1000kwデジタルアンプ(ソーラーパワコンとも云う)から200mほどの距離だとこのトラップは必要だ。
このトラップ回路定数を100Hzあるいは120Hzあるいは50Hzにしてやるとリップル起因のブーン音は聞こえなくなる。
トラップの実物(RK-88の定数変更しただけ)
トラップレスだと1/3次の確認ができる。
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トヨズミトランスでも普通の環境ならば電源ノイズに負けることなく動きますね。
オイラのような高ノイズ環境向けに基板訂正をこれから行う。
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20Hztrapをいれた平滑回路pcb基板が届いた。
電源部だけ実装して、20Hz(パワコン1/3次 高調波)の除去具合を確認してみた。
・3端子レギュレータでのリップル除去能力はほぼゼロに近いことをここで確認済み。この無能さを公開したら、噛みついてきたおっさんが居た。 低周波信号を入れての評価なんぞ、現実と乖離している事が、理解できないようで、驚いた。
・オイラが3端子レギュレータを使う目的は、電圧の安定化です。リップル除去駄目、ノイズ除去も駄目な上に、ラジオノイズ源になるデバイス(3端子Reg)に多くのことを期待するのは、間違いです。
NE612を使っているので8.5V~10Vのどこかで安定して供給できるような平滑の段数にした。
120Hzと20Hzのダブルトラップ回路を配置したら、上の写真のようになった。4.3オームの1/6w抵抗を持っていなかったので1/4wでとりあえず、実装した。
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非JIS製品のデジタルテスター読みで10.2Vになっていた。
はい、trapが効いて商業(1000kwパワコン)電源起因の20Hz,60Hzそれに整流の120Hzから逃げれた。乾電池で供給しているかの波形になった。パっと見て、スピーチプロセスしているとは思えないね。
このままで良いがケミコン配置がきついので横に1mmほど広げた基板を確定版にしたい。
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基板が届いた。
平滑回路まわりはすっきりした。20Hzトラップ部品はこれから実装。
9v電池で調整した。
入力信号1mV時からスピーチプロセッサーが作動するようにMIC-VRを合わせてみた。
こののち筐体に収納して終了になる。
4回? 基板に実装したが毎回作動するので再現性はクリアしているだろう。