6BE6,6BY6 そして5915 (再UP)


YouTube: TA7642ラジオ基板にSメータ。RK-94v2


YouTube: 自作ラジオ :11月7日の入感


YouTube: synchronous detection: homebrew, today :RK-118

氷も、張らない朝でした。

本稿は、2012年1月22日のものだが、

HEPTORD球の基本なので再UPしておく。

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3球式スーパー(2号機)3S-STDの初段球を

6BE6,6BY6,5915と変えて、ゲイン差見てみました。

それぞれモー値が異なる。

6BE6⇒6BY6⇒5915の順に耳が良くなるのが、規格表からもわかる。

「実際には、どう差異があるのか?」の確認。

SGのOUTは固定。

ラジオのVRも触らずに、元電源のON,OFFで測定しています。

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RCAの6BE6↑ 

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シルバニアの6BY6↑  バルボル値で3dbアップです。

常用は、この6BY6です。 「6BE6より安くて耳が良い」のが特徴。

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5915

バルボルが振り切れてますね。流石5915です。これも6BE6より安いことが多い。

真空管の「規格表通りに差がある」のが、波形からも理解できます。

6BY6 >>6BE6なのですが、

人気は6BE6にあるようですね。

★規格表から モー値をpick upした。

 6BE6  475μモー   g3⇒Plate

 6BY6  500μモー    g3⇒Plate

  5915  1100μモー   g3⇒Plate

①6BY6は6BE6より 500/475=1.05倍 良い程度のはずですが、

実際は3db(2倍)良いですね。

②5915は1100/475=2.32倍 のはずですが、

実際は10dB(3倍)以上goodです。

heptord管ラジオで耳を良くしたいなあと想う方には、

6BY6や5915などを薦めます。

5915五麟貿易で購入できます。

5915をヘテロダイン検波に使って

IF段を軽い動作させた方が論理上S/Nが良いですね。

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奥澤清吉先生の書かれた本(昭和42年発行)のP179に

「周波数変換の原理は、周波数が違う2つの交流電圧(電流)を混合して検波すること」とありますね。

ヘテロダインで「検波」が動作理解として正しいですね。往時は第一検波と呼称していたが今は混合或いはmixと呼ばれている。搬送波を除去することを第二検波と呼ぶ。

技術史に沿って、第一検波、第二検波と呼べるラジオ工作派は少ない。何故なら知識が無いからだ。年配者でも知識欠落者が多い。

★川面の波と違って、

差分が綺麗に取り出せるのが交流の良い処でしょうか、、

★注入レベルの強さで 耳が違ってくるのは、至って自然です。

トランジスタラジオでの適正注入量は、

奥澤先生の本のなかに、数値としてありますのでご一読されてください。

★真空管ラジオでも他励式では注入レベル量に注意して製作する。安易な自励式で製作しているだけだとスキルは伸びない。

さてハム音はどの程度聴こえるのか? webで拾った。

代用マジックフィンガ
YouTube: 代用マジックフィンガ

まあしっかりブーン音が聴こえくる。ラジオノイズだと想って聴いていたら全域で聴こえてくるので、ラジオノイズではないことが判る。 トランスレスでなく、パワートランス搭載のST管ラジオだよ。これがST管ラジオの平均点。 

さて、オイラの自作ラジオ(ST管)ではこの程度までブーン音は小さくなる。 ブーン音聴こえますか? これが残留ノイズ0.7mVの世界。メタル管ならこの半分のノイズ値。

真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?
YouTube: 真空管ラジオのブーン音はどこまで小さくなるか?

このレベルまで静かになると3端子レギュレータ起因ノイズの有無がわかる。6WC5,6D6D,6Z-DH3A,42と同じのST管構成だがハム音がまったく違う。これが技術力の差。ハム音のするラジオで繊細な音の聞き分けできないだろう。感度はオイラの自作ラジオの方がメーカー品よりも20dBほど優れている。

加えて、デジタル表示の自作ラジオはAUDIO用SP BOXで鳴らしているゆえ、60Hz,120Hzなどの低域はしっかり音としてこの程度に聴こえている。 安価なラジオ用SPだとさらにハム音は聴こえない。

「ハム音のするラジオ」vs「ハム音のしないラジオ」 、製作するならばどちらにしますか?

右側、上部に情報は集約してある。

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★スーパー式真空管ラジオで耳を上げる方法としては、

6BY6或は5915に差し替えるのが、とてもはやいですね。

★5915は性能の割に人気がありません。6BE6より安いことが多いですね。

★ゲインUPするので、IFT周辺の配線の見直しが必要の場合もあります。

 

真空管の挙動をまとめた「基礎実験 のまとめ」も一読ください。

 

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真空管ラジオキットの3S-STDは、ホームラジオとして十二分に鳴っています。

原回路ですと、耳がもう一つですので、IFのカソード抵抗は換えることを薦めます。

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