カソード共通の6GX7でスポットリーに耳が悪くなる挙動は、
改善されない。 目的信号が吸い取られているイメージ。
6GH8に換装して鳴らしている。
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いままで製作したGT管ラジオより、小振りのGT管ラジオを製作しはじめた。
ラジオ製作は、繰り返して製作することで技力UPできる。
回路図で表現されていない実装技力がUPする。
これは、習い事と同様だ。不器用なオイラもようやくここまで来れた。
上の写真のように、これから作るのはケースサイズを1つ落した。
LEADのS-6にした。S-6にしたので5球しか載らない。
前作は、6SA7.6SK7,6SK7,6H6,6C5,6V6の「中間2段増幅+専用検波管」。
耳がほしいので、IFの2段は必要。
となると専用検波管の採用は諦めて、2極+3極の複合管を載せる。
球としては6SQ7が有名。
★主要パーツたち
①電源トランスは ラジオ少年のBT-2V。
60mA流せるので、これで足りる。定価1800円。
②バリコンもラジオ少年の領布品。
③OSCコイルは、OSC-220
④OUTトランスは、東栄トランスのT-600。
⑤IFTは、信頼のSTAR製。
⑥球はYAHOOで調達。GT管はそれなりに高い。
6SK7はかなり見かけなくなった。
★STARのIFTの中身を確認。
いまのところ、1次側が地側なのは、松下と三菱。
相が回るとIF発振するので、要注意。
後記にあるが、このSTAR IFT はキレが良い。
良い音でラジオを聴くためには、
①ブーン音が聴こえないことが必須。⇒+Bのリップルは低い方が良い。
平滑回路は、低抵抗の多段式。
平滑回路が3段だと、VRを上げた折にボボボとくることがあるので、5段にする。
②アース母線を貼る。
ヘテロダイン式ラジオではヒーターの片側は必ず接地すること。
さもないと局発の漏れ(電波)がヒーターラインに来て、苦労する。
③耳をよくする。⇒バーアンテナを使う。
SG抵抗の配置具合でIF段のゲインも異なってくるので注意。
アンテナとバリコンの距離で耳も違ってくるので注意。
「2極+3極管」の6AV6や6SQ7は、
AVCと信号ラインを別々にしないと音がおかしくなる。⇒記事
★50年代の雑誌を見ると
「6AV6,6SQ7のような双2極3極使う場合は、
ニ極管プレートと三極管プレートとの結合がついて回るので信号の素通りは避けられない。」
と書いてある。
実際に、その通りである。
VRを絞っても、受信ノイズが6H6並には低く下がらない。
(後記ありますが,所謂残留ノイズは0.9mVくらいでした。
6H6ですと0.5mVくらいでした)
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