ever599 :メインデバイス LM567の挙動

LM567を採用したデコーダーとしては、ダイワ オールモードアクティブ フィルター AF-606Kで1981年末に製品化され結構売れている。JH1FCZ氏のever 599は#096なので1981~1983年での開発になるだろう。寺子屋#と公開年度の一覧表が発見できなかった。1979年に6m AMポケトラ(#067)が発売になっている。

 

 

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近代の無線機はpllにより周波数を確定させている。基準oscは矩形波ゆえに、例えば7MHz矩形波cwを、7MHz矩形波で受信した場合、差分は正弦波にはならないだろう。矩形波だろう。

との理由で矩形波を使いLM567の動作確認した。

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フォトカプラーを外して、基本作動の確認を30Hzの方形波でおこなった。原典の回路同様に、8番ピンには2系統吊り下がっている。

デジタルストレージの中古をgetしたので ようやく波形確認が従来通りにできる環境になった。

入力信号の周波数は触らない。つまり固定。

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下ラインが 低周波発信器からの信号。 およそ30Hz.

上ラインが LM567の8番ピンにプローブを当てた波形。

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1発だけ2msほど遅れてonになる。しかし途中でOFFに戻っている。

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上よりON時間が短い。

onしない方が多い。

「上に吊り上ればそのままだ」と思っていたら、違うらしい。外部cの値によってはon入力があっても、出力offになるような記述がデータシートから読み取れる。

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ON時間が長くなって、電圧がかなり逆振れしている。on途中でタイムアウトしたかのような波形。

C96は随分と小さくてよい感じだ。

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こんな波形も確認できた。「on途中でタイムアウト」の3連発。3倍音で聞こえるだろう。

このままだと100%のONには程遠い。

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毎入力ごとに吊り下がるぽいが、入力と出力での関連性をどう診るか?

入力の倍数で出力しているように見える。

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「LM567が良いデバイス」と信じることは、この動作では無理だ。遅延時間は2msらしい。

途中でOFFされる。「タイムアウト」のような動作がある。

確実にon/offさせる為に周波数が合う以外に必要条件があるだろう。入力上限がもの凄く低い可能性がある。データシートを信じると痛い目にあうね。

データシートではvco周波数と外部C2に依存するとあるが、 その2つは変えてない、しかしON時間が長短することは事実。VCOが入力に依拠してふらつくのが致命傷なICではある。LM565が寧ろ安定するように思う。

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「12kレスでonしなかったのは、実験間違い」と想っていたが、 on作動中に吊りあがるのは事実らしい。

フォトカプラーを戻してTP端での波形。 ONが切れるのはここでも確認できた。

小山が650Hz周期(ツインT発振回路) :突入の持ち上がりは104起因。C充電時のラッシュ。

223~103程度に減らしてR値を変更した方が良い感じ。

P1010001_2

 


YouTube: LM567の8番PIN端の波形(上側)

メーカーご指定のCにしてみた。続く

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