リミッテイングアンプ: マイクコンプレッサー  違う点。 for tx.

リミッテイングアンプってものを調べてみた。

JA1BLV 関根OMがham journal 寄稿していたのは、feed forward式のvogaである。 FF式なので「リミッテイング」と名づけても支障がないように思う、厳密には単発入力信号に応答するかどうかだ。peak検出は出来るので回路次第だろう。

しかしfeed back式だと 信号幅0.5msや 0.2msの単発入力信号には応答できない。素抜けになる。リミットできていない。(リミッターとの名前でもリミットできないのは、ある種のギャクだ)。

・0.5msの単発信号は、その時間だけを周波数に直すと2kcの1サイクルに相当する.

・0.2msの単発信号は、同様に5kcの1サイクルに相当する。 

・0.1msの単発信号は10kcの1サイクルに相当する。 FMラジオでは多数流れる周波数だ。

0.5ms単発が、その周波数で連続5サイクルも入れば応答するが、1サイクル入力では無理だ。制御で抑え込む前に信号は1サイクル分すべて通過している。と過入力高域の1サイクル音は無処理のままtxに入り終段でスプラッターに寄与する機器がアマチュア無線界ではリミッターと称される。

・fm放送局でトップを占めるプロユースのは回路上、単発過入力に制限を加えられる。

・アマチュア界のものは回路上、単発過入力には対応しない。素通だ。ならば、リミッターと名乗るのは随分と無理だ。

 2kc :1サイクル単音をヒトの耳で判断できるかどうかの医学研究は、オイラにはわからん。しかし応答時間1.5ms と 2msの差(0.5ms)は聞き分けできるらしい(多くの人が応答時間の数値に言及している)

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繰り返すがプロ仕様(放送)では単発過入力(早い信号もの)はpeak cut回路(制御なし)でリミットさせている。やや長い信号ものは制御している。 

◇feed back式のリミッターアンプは、peak cutは必須。1~1.5msより長い信号をvogaで制御している。(応答時間は設定によってことなる)つまり全ての信号に何かしら脚色している。

◇オイラが興した基板はvoga(vca)によるものだ。それらをマイクコンプレッサーと呼んでいる。くれぐれもリミッターではないのを承知しているので、オイラはリミッターとは呼ばない。(vcaだけだとリミッターには成れないね). オイラの技量ではリミッター製作は無理(時間軸ノウハウが判らない)。コンプレッサーを製作している。

◇feed back式 vca だけの回路品をリミッターと名付けていたのを見て驚いたことが発端で本記事を上げた。リミッターとコンプレッサーを混同しては駄目だ。違いは「時間軸の概念有無」。

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:vogaは、voice operated gain adjusting。

:vcaは voltage controlled amplifierになる。音声信号による制御を含めるとvogaになる。

an5285はvcaとデータシートに記載あり。データから見るとmic入力向けでなく,200mV近傍向けのデバイスらしい。

・電気信号は デバイスを通過する度に脚色される。現実に、真空管ラジオと半導体ラジオでの音色の違いがある。このデバイスによる脚色を劣化と捉えるかどうか?。 所謂高級オーディオアンプには雑多な回路がない。脚色を嫌うならば無処理でtxに入れるしかない。

:feed forward方式では早めに制御するのが一般的だがリリースタイム中に0.5ms単発信号が来ても充分応答するとは考えにくい。「コンデンサーの放電中に再印加したら充電特性がどうなるのか?」の興味がある。先回り処理の時間を2.56msにするか 5.12msにするかによって結果が違ってくる。この辺りの情報は薄い。

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・feed forward :オイラが制御について学んだのは1977年。前動式の呼称は無かった。ダイオードマトリックスで学んだ。 

・1964年に運行開始した新幹線のエアコンを設計した教授に、熱力学を学んだ。往時の熱力学の第一人者だ。

、、、、オイラは田舎のFA機械設計屋です。

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