「ラジオキットでどれが良いのか」との質問が再び寄せられた。 オイラの経験上で感度よく聞こえるベストワンと思えるラジオを紹介する。 このラジオキットからみるとRPC製キットは子供のおもちゃ程度だ。そんなおもちゃキットを造っても面白みはないだろう。
オイラは、たまたま金型設計も数年やっていたのでこのサイズの製品ならば設計範囲だ。難しい機構なしでインジェクションできる。 往時の納品先はオリンパス・エプソン・三井・ミノルタ・テルモ・CKD etc. このようなラジオキット復刻は資金次第だ。
以下、再掲(初稿2011 /8/22)
日本がモノ作りにチカラを注入していた時代の
学習用教材を半田してみました。
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この金曜日にyahooを見ていたら
イスペットのキットが出品されていました。
ご存知のように、
この型式はもう生産・販売していません。
で、慌てて落札しました。
cherry のCK-606と並べてみました。
取説を見ると、「MODEL CR-P461A」になっています。
部品はこんな感じです。↑
ささっと半田付けです。
2SC1815Y⇒2SC1815Y⇒2SC1815Y⇒
2SC1815Y⇒2SC2120x2の構成です。
回路は、トラブルに遭遇しないように、よく考えられています。
バーアンテナの感度調整は、ブロードでピークがはっきりしませんでした。
これは、バーアンテナコイルの設計が上手い証です。(線径が充分に太く表面積が大きいので電波受信性が高い。このようアンテナコイルは感度調整がブロードになる)
ヘタなコイルは、ピーキーになりますね。(600kHzで感度とれてもMW全体ではフラット特性に為らない)
IFTは出荷時に微調整してあるようで
1/8回転もズレてはいません。
歯車のバーニア機構がついていて、同調は楽です。
感度は、 過去のキットより goodです。
1番耳良く聞えますね。
耳の良さに感動しました。
ACEのラジオも若い頃作ってきましたが
このキットが市販ラジオキットの中では耳が一番ですね。
スピーカーも大きいし、音も良いです。
VRは2/5ほどで五月蝿く鳴っています。
中国、韓国産のキットとは別格です。
往時の教育関係者の意気込みが感じられます。
お薦めのラジオキットです。
ICラジオだと 波形が歪んでいることが多いし、
経験上,
感度も不十分なことが多いですね。
自作派には、トランジスタラジオを薦めます。
好みでゲインも触れますし、波形を見ながら歪みの少ない動作点にあわせられます。
本キットは、電波の弱い場所向きです。(メーカーのCDラジカセより聴こえます)
アウトドアで活躍してくれます。
現行の市販品でないのが残念です。「YAHOOで売りに出ていたら」、買いですね。WEB上での製作記はこの記事が一番古い。キットを多数製作した経験から、このキットは優れ物と言える。
電池交換のことまで考えてありますね。
今のラジオキットでは、ここまで考えられていませんね。
追記2011/Nov/26
写真upしました。↓
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追記2011/Sep/22
製作したトランジシスタラジオキットの中で、
唯一の「改良が不要なキット」です。
「未使用 6石トランジスタラジオ 組立式」の名称で
オークション > 家電、AV、カメラ > オーディオ機器 > ラジオ > アンティーク に出品されていることが多いです
これは、「見つけたら、買い」です。
★2014/Apr/5 追記
yahooでも年1回程度は見つけられますので、探してみてください。
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★BC帯トランジスタラジオ キットの現行品は、
ヘテロダイン式⇒FR-702、6TR-STD、KIT-9、CK-606、KM-88などがあります。
★FM帯も聞えるラジオキットは、ICラジオになります。
HR-200BXなどがあります。
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超再生式FMチューナーキットも面白いですよ
超再生って知っておられます?
超再生式FMチューナーキットも面白いですよ。⇒記事
AM /FM ラジオキット KIT-210
短波が聴こえるラジオキット KIT-600