TELEVIAN Hi-Fi SUPERラジオ 「型式 6S-350」 のメンテナンス その2

Koizumi_20081008223101

 

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テレビアン 6S-350の続きです。

①電気的寿命がきていそうなコンデンサーは交換した。

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②とりわけVR後の104がしっかりオープンだった。

鳴らない原因はコンデンサーにあったようだ。

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③2nd IFTのF表記が6BA6の5番ピンにつながっている。

1st IFTとは逆相になっている。 これは、「相が回らない向き」に配置するgoodな配置。

⇒過去の記事参照

山中電機のエンジニアは、「IFTの向き」に着目してたんだナ。オイラと同じだ。

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④通電してみた。

波形は出た。2nd IFTがズレていたので、コアを2回転ほどまわしてピーク合わせした。

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⑤切っ掛けが不明だが、ボボボと発振中。

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周期は、60Hz。

⑥「平滑回路でリップルが酷い??」と思い、+Bをオシロ診た。

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⑦「さて、どうしようか?」とシャーシ内部をよく見たら、

写真①のように6BE6のSG端子に0.1μF を吊るしていなかった。

発振の切っ掛けなしで、OSCできていたのか、、。

OSCコイルを6BE6の近傍に置くと0.1μFなしでも発振できる。オイラも何回か、そういうラジオを自作した。短波OSCまで、このレイアウトではちょっと両者の距離がありすぎる。

取りあえず、0.1μFを6BE6の6番ピンに吊るした。

それで、ボボボは治まった。NHKを1時間鳴らしてもボボボと来ない。

⑧ウッドケースに戻した。

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ボリュームを上げた。

ボボボと発振来た。不安定だな。

⑨プラスチック棒でトントンした。

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1st IFTが、ハウリングぽく、返事した。信号が回っている。実にハウリングに似ている。

シャーシ剥き出しでは、1st IFTをトントンしても平気だったのに。

スピーカーが 渋い位置にあるからか?

今想うに、IFTと球の配置、それに配線ルートの悪い処があるんだろう。

★IFTと真空管を千鳥配置にすると結構トラブルが多い。このIFTはこの6E2ラジオで使ったIFTによく似てる。同じタイプなら、伝達ロスが極めて少ないタイプ。SG電圧を20~50V程度まで下げることも必要。

今日は、やや疲れた。 そのうちにまた触ってみる。

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続きます。

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