TELEVIAN Hi-Fi SUPERラジオ 「型式 6S-350」 のメンテナンス その3

ボボボと発振していた「6S-350」の続きです。

アンテナ用ビニール線を触ると発振具合が変ることをまず確認した。

ラジオなので 電波発射するのはIFT。実際にトントンするとハウるので

1st IFTの1次側/2次側コイルの方向を確認した。

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「P-B表記」が地側になっていた。 これは回り込み易い向きですね。

IFTを2個とも外して、回り込みにくい向きで配線した。

AVCのCRは配置しなおした。 6BE6のSG抵抗も配置しなおした。

6BA6のSG抵抗は取りあえず39KΩにした。

+Bラインは実測160Vだった。意外に低い。

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通電すると、ボボボと来ない。セーフだ。

後は、「6BA6のSG電圧をどの程度まで上げて感度を取るか?」

★ 一旦、6BA6のSG抵抗39KΩは外して、6BE6のSG抵抗10KΩと共用させた。

①LOCALモードではボボボの発振は来ない。室内アンテナ併用でも放送は全く聴こえない。

標準的5球スーパーより聴こえない。(後記ありますが6BE6がお疲れだった)

②DXモード(AVCはOFF,6BA6のカソードは直接地になる)では、発振する。軽度の発振で再生が掛かったような受信音になり、感度も上がる。室内アンテナ併用でNHKがRS47で聴こえる。

標準的5球スーパーよりは、聴こえる。

「LOCALモード とDXモード どちらを常用するのか?」でSG電圧を決める必要がありそうだ。このSG電圧を決めれば終了になりそうだ。

但し、もともと使えていたのかはかなり不明。IFTをディチューンすれば鳴っていたはず。

設計者の意図が判らない。

★ DXモード と LOCAL モ-ドでは、IFTのコア位置が違う。特に6BA6の出力側のコアが2回転近く違う。6BA6の動作点が異なるから当然のことだけど。

LOCALモードでは、カソード抵抗300Ωが吊り下がる。ここまで深い動作点でなくても良いと想うのだが、、、。

★+Bが190V前後の折りは、6BE6のSG電圧は上げても105V前後、それを超えるとノイジーになる。

今回は+Bが160Vと、常用の「電源トランスBT-1V」では170V位になるのに比べやや低いので、SG電圧は要確認。

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続きます。

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