AMトランジスタラジオキット KIT-619の製作 その2

仕事で帰りがやや遅くなりだした12月です。

★昨日は、山武さんの営業が来て技術相談を行ったのですが、

とてもよく知っている営業さんだったので、「さすが山武だ」とオイラは感動した。

同業他社のセンサーメーカーでは、

あそこまでの知識を持つ営業に、ここ20年以上遭遇したことがない。

性能を求めると、センサーは山武だよね。

FA業界では、ビギナー向けがとてもよく売れている日本だから、

後から来る国に抜かれるのは、とても自然だよね。

★「だれでも使える」ってのは、「水準を下げるベクトルしか生まない」から、

いい加減に気ついた方が、よいと想うよ。

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その1の続きです。

AMトランジスタラジオキット KIT-619です。

原回路でも動作しますが、ちょっと工夫が必要だったので、「それなりの経験が必要??」と想います。

腕に覚えのある方が、実力テストのつもりでトライされると、中々面白くて楽しめます。

★「どう対処したか?」を詳細に列記すると、「教えて君」が増える日本になりそうなので、

ささっとポイントをUPします。

①AF段は、波形が綺麗でないので、補正が必要です。

②IFTに抵抗でQダンプさせて、耳を悪くさせているので、対処します。

RFで10db強 耳を悪くさせている「意図」がありますので、それもクリアします。

③OSCの発振がBCバンドの上側で停止するので、 対処します。

オイラより腕のよい方が多いと想いますので、諸兄は、本稿を読み飛ばしてください。

001

↑正常なOSCの波形。受信周波数は1.72-0.465=1.255Mhzの計算になります。

002

↑あまり見慣れないこんな波形もありましたので、後学のためにUPします。

もちろん正常状態ではありません。

003

↑大雑把に、①、②、③の項目の対処できたので、NHKの放送を受信して動作確認します。

あとはトラッキングして、IFTからの回り込みを受けにくいように

IFTから離れた位置に、アンテナコイルが来るようにして終了です。

004

↑6TR-STDでのヘンリー値をみて、参考にします。

005

↑KIT-629では、アンテナコイルはこのあたりでこの数字です。

この位置だと、回り込みになって、軽度の再生式特有の音になってます。

006

↑端面から30mmあたりで、目標値になるように、ほどきます。

仮つけのCR類も、正規位置に付け直しします。

007

↑トラッキングして、終了です。

すでにNHKは聞えているので、バンドあわせと感度調整です。

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CK-606の記事をUPした頃の水準では、このキット製作は荷が重たかったですね。

真空管ラジオの自作で、多少はオイラの腕もあがったと想います。

このラジオキットも普通に動作できたので、OKです。(ちょっと工夫します)

「こりゃ面白い」と想って半田つけしていたオイラです。

部品レイアウトが、もう少し素直なら、、、、。と想ってました。

耳は1000円ラジオより良いです。6TR-STDと同じです。

以上製作記事でした。

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↑真空管2球ワイヤレスマイク(製作記事)

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