真空管、そしてトランジスタのバイアス概念は、 つぎのように紹介されている.
CLASS_Aには、それに合うバイアスを掛ける。 非増幅時にもながれ無駄なので、アイドル電流ともよばれる。
ここはアイドリング回転数と似たものになっており、アイドリング回転数が低いと回転が不安定にもなるし、アクセルON時の負荷でエンジン停止もする。
「アイドル電流が小さいと艶がない音」になるのは事実であり、真空管アンプは「そんなにアイドル入れる??」と思えるほど流している。
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ここに公開されているが、「 進歩性は何なのか? 」は機械エンジニアリングのオイラにはよく判らん。 見かけたことのある回路のような気もするが
日本特許7206472号
【0012】
本発明では、カレントミラー回路は、プッシュプル回路の引き込み電流端子に接続されている。これにより、入力信号が大きいときは、プッシュプル回路の引き込み電流が大きくなるため、カレントミラー回路により、ダイヤモンドバッファ回路に流れるバイアス電流が大きくなる。
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オンキョーによれば、バイアス電流は能動的に変動させるものらしい。信号大小に追従してのバイアス電流のスムーズ性が出願中心だね。似た先願が超多数あるんだろうな。
オンキョーの出願を読み込むと、「バイアスの安定化を狙うのは お馬鹿」になるようだ。
>当社発明日本特許7206472号は、カレントミラー回路により、
>バッファ回路に流れる電流をアシストすることで、
>「低ひずみ」を実現する優れた発明です。
とあるが、動作点のアクティブ偏移動作回路が出願中心。1970年代の刊行本回路をみてるとbufferでなくboosterと呼んでいるんだけどね。歴史を学んでないようです。
動作点が偏移するアンプを推奨しているようで、大阪音響が廃れた理由も、理解できた。
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増幅器でのバイアスを0.3msごとに揺らしてみると、とんでもない音が実現できる。(棒読)
モーターボデイング症状は、実はバイアス電流が変化することによって起きている。つまり「バイアスが変化した結果を学習しているエンジニア」は上記 特許の アホさに気ついている。
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「af帰還による発振音」、「モーターボデイング時の音」、「再生検波モード中の音」はそれぞれ異なるが、昨今のofficeエンジニアは耳が悪いようで同一にきこえるようだ。
オツムの出来と聴感の良さはシンクロするので、音の違いが判らないタイプとは友達にならぬのが良い。
友を選ばゞ書を読みて
六分の侠気四分の熱