RFspeech processor KP-12 : ケンプロレストアの5台目 その2

先日の続になる。

基板の確認を進めていくとムギ球には20mA程度しか流せないようで、手持ちのムギ球をつけたらQ5での電圧が0.2V程度あばれる。そんな小電流のムギ球は どこに流通している????

指針メーターのバックライトはLED化してみた。

 トランジスタ式KP-12では「ケミコンが基板外から追加されている」理由は、電源トランスがやや貧弱で電圧が揺らぐことに起因してる。トランス容量の余裕レス設計のようだ。

通電確認中にR17が通電なしになった。C11もやや抜けているようで信号が弱いので変えた。R15は510にあげて早めにTA7061が作動するようにした。C24,C26は容量UPしておいた。C24は1000uF程度はほしいと思う。

・キャリアリーク調整が 結構ズレていた。これでもFILTERを通過させるとそこそこになる。

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低周波信号出力を20dB程度上げても、KP-12A出力は一定になっている。 


YouTube: repaired KP-12A :state

VTVMの指針赤が入力。指針黒がKP-12A通過させた側。 指針赤の振れより指針黒の振れが少ないことが判る。これがcompressされた状態。

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振幅信号を扱う分野では、電源トランス容量はかなり重要で、「ssbリニアアンプ製作siteで消費電力のxxx倍の電源がmust」と紹介されるべき内容だとおもう。

 音声信号ピーク時に電源供給が追い付かない場合には、伸びの欠けた音になる。真空管ラジオでも同じでトランス容量不足が判る。リニアのFL シリーズは電源供給が足らないのでSSBで聴くと、その程度の音になる。供給可能エネルギー量が不足していると、信号強さの割には音が拙い。パイルの突き抜けは難しい。

・audio系で小信号段で定電流回路が用いられる理由の一つには、音の伸びと関連がある。スイッイング電源出現時には、ICOMで多用されたがノビのない音でそれと判る。スイッチング電圧制御が振幅信号の要求するエネルギーを遅延することなく供給するにはfeed forwardしかないが それがどう登場するか?

・昭和40年代のAM放送時よりも 現行の中波放送では音が拙く聞こえるのは、オイラだけなのかねえ?

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熊さんムジナさんが庭に顔を出す田舎のメカトロニクス機械設計屋です。

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