メーカー名不明のCFWM455。 455kHz セラミックフィルタ。ダブルスーパー等向け。

2018年8月11日の再掲

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「メーカー名不明のCFWM455」を粗く測ってみた。

村田製作所の正規品には ロゴマーク(タンポ印刷)がある」がこれは無いので、「メーカー名 不詳」になる。 帯域幅はE。

外形寸法及び脚位置は村田製作所のカタログと整合する。 台湾ECS製は村田コンパチなのでスカートの跳ね上がり有無で見極めることが必要。

・「タンポ印刷」を知らない方は検索して学習のこと。トヨタ自動車でもオーバーヘッドコンソールユニットは検査合格品証として、裏面にタンポ印刷が2021年時点でも継続採用されている。レザーマーカー等には置換されない分野。

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村田製作所の正規品は 下写真になる。 小ロットだと、「樹脂モールド型の刻印コマを換えて機種対応する」が刻印部に樹脂段差がないので専用型だと想われる。 後期モデルは、製造検査装置内で検査後タンポ印刷されている。 所謂、多機種小ロット対応ライン化したことが読み取れる。

 

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・オイラが使うのはW55H(6khz幅なのでAM向き) と W55I(4khz幅なのでSSB向き)。RSでも2017年12月からムラタのを売っているので楽になった。

・2021年1月から秋月でも後発メーカー品の販売を始めた。RSに比べて3年は遅い。後発メーカー品の特性は本家より劣ることがデータで公開されている。

W55h

2017年以降:余剰のW55Hはyahooに 出品中

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W55Hの実装例

①プロダクト検波対応のTDA1083基板 :HF帯AM /SSB向けのRK-63

Rk63

②ダブルスーパー基板: 50MHzでsメータ対応。

Rk41

③ rjx-601同等の感度になるダブルスーパー基板 : RK-61

NE612+CA3028+TDA1072+W55H+TA7368.

Rk61

Rk6101

SG出力端で1uvを受信して (s+n)/nは10dB超え(バラック状態)。金属ケースにいれるとさらに良くなる。

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ここからは、「メーカー名不明のCFWM455」を粗く測ってみた。

1, 中心はここらいい。 通過ピークがここになった。

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2,10kHz低い周波数では20dBほど下がる。

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3、20kHz離れた周波数ではこうなる。レンジを切り替えていくと50dBほど減衰していることがわかった。

特性上の跳ね返りは発見できないようだ。 村田純正の可能性が非常に強い。

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4、中心周波数より1kHz低い周波数では、下がる。

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しかし、ここでは持ち上がる。

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もう1kHz下がると、減衰も増えた。

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5、中心周波数より上側でもここで持ち上がる。

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まとめ、 粗いが挙動がわかった。帯域幅はE表記でこうなった。 この2/3位の帯域幅辺りの製品が使い易いように想う。

スカートからすればECSより出来が良い。どうも純正ぽい。

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