レフレックスラジオを自作する。(再掲)

再生付レフレックスラジオの動画。製作記事はここ

single tube radio :reflex and genny using 6U8.
YouTube: single tube radio :reflex and genny using 6U8.

 
 

仮設 バーアンテナで受信してみた。コンサトーン。
YouTube: 仮設 バーアンテナで受信してみた。コンサトーン。

 
 
 
 

続いてjananese youtube上では最も古い再生付レフレックスラジオ(2015年)。 このコピーが2019年公開で 人気らしい。

「レフレックス+再生」式 単球ラジオ。
YouTube: 「レフレックス+再生」式 単球ラジオ。

 
 
 
 

・ラジオの感度は、「アンテナ ⇒ 検波段」までの増幅度で決まる。 SN良い増幅は必須である。「真空管ラジオSPから出てくるノイズ量が増えたので感度がUPした」と勘違いする大人が多いのも事実。   R-390のように良い真空管ラジオはかなり静かだ。

・6石スーパーでは 3段半導体構成で45~65dBほど信号増幅して検波段に引き継ぐ。LA1600等ラジオICではシリコン上で生成された抵抗を負荷にしている。       LC負荷に比べてノイズ高になる弱点がラジオICにある、  アイテック SR-7はオイラの自作ラジオより残留ノイズがデカい。

・レフレックスラジオでは 1段半導体構成で20dB~30dBほど信号増幅して検波段に引き継ぐ。

ゆえにレフレックスラジオは6石スーパーより段数が少ないので感度が劣る。しかし軽微再生を上掛けると感度10dBは向上する。

・もっとも抵抗起因のノイズについては、60~50年前は技術話題の中心であったが、近年は話題にしない。 そこを突くと幾つかのデバイス製品が困ることになるので、製造元としては沈黙するのが得策だ。

・トランジスタ1個での増幅度は概ね22~30dB程度。時折35dB超えの増幅度をもつものがある。その辺りはhfeで表現されている。   電圧の壁起因で 動作飽和するので増幅度が必要ならば電圧を上げていくことになる。これはaudio ampと同じ。「 供給1.5vではラジオとして充分に動作するか? 」とみると、かなり無理。 増幅度小での動作なので9vラジオにくらべて半導体1つは余計に欲しい。

 
 
 
 

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真空管のレフレックスラジオはそこそこ製作してきたので、初心者向けにトランジスタ式レフレックスラジオを造ってみた。

 

レフレックスラジオ 2sc1815+ta7368
YouTube: レフレックスラジオ 2sc1815+ta7368

この程度聴こえれば、よいように想う。 「トランジスタ1石+TA7368 」と簡単な構成。

①感度について

・バンドの上側では感度が下がる。この理由については80年前から広く知られている。近年はその理由を知らない大人も増加している。(web siteをみると技術の低下が加速しているのが確認できる。)      NHKの基礎編に記述がある。 応用編だったか?

ストレートラジオでは受信周波数による感度差が出やすい」

  「ストレートラジオでは感度差が出る。その理由は日本放送協会印刷物(昭和25年)に活字になっている」

「どの程度下がるのか?」について既存の印刷物には数値がない。  推測するに、雑誌執筆者ですら計測してないようだ。 一応オイラは計測済みだ。 「基礎実験のまとめ」に記述した記憶だ。

②音域特性について

レフレックス部の負荷に, RFC 2mHが入っている回路が多い。 これはローパスフィルターの見本のような回路作動をする。つまり高い音が聞こえにくく、低域が強調された音になる。男性アナウンサーの声を聴くにはよいが、音楽が流れると「あれ??」って事に気つく。ストレートラジオはIFTレスなので 帯域制限なしで 音は豊ではあるが、ローブストになってしまうかどうかは 回路次第、腕次第。 

・出てくる音が低域側に偏らないようにする。 言い換えると ハイカットにならないようにする。  トランジスタエミッターのバイパスコンの容量を減らし、「ダイオード⇒ベース間」のCを減らす。

③Q

感度はアンテナコイルの巻き数(インダクタンス)とのバランスがある。  その辺りを考慮すると上級向けになる。部品数が少ないが、やや技術を要する。 「バリコンとアンテナコイルとの総合Qが高くなるレイアウトにする」のもノウハウ。 コイルアンテナはLC共振しているのでその共振エネルギーが高くなるように配置するのが、ラジオ工作のノウハウ。

 
 
 
 

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ゲイン可変は回路図中 R1値で行なう。 微妙に帰還させると動画のような感度になる。 厳密に云うと帰還発振状態を非常に軽く使っている。 音だけでは軽微発振とはわかり難い。

回路は「回路図」項にPDF上げておく。 レフレックス部は、通常見かける回路でなくややトリッキーになっているが、昭和30年代以降の雑誌には作例がないのでオイラのオリジナル ぽい。 。2011年には公開済み。

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c4は感度upのノウハウ。あるとないとでは聞こえかたが違う。

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通算328作例。

上側でほどほどの感度にすると下側ではゲイン過多になるので、 よく聴く局にR1をあわせるのが良い。

ゲイン過多だとトランジスタ作動がcut offに入るので、そこも注意。

 
 
 
 

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同期検波(自作ラジオ)でnhkを聴く
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LA1600 mini radio with lm386
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自作中波ラジオ: tda1072+12au7
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