マイクコンプレッサーの検討をはじめた。
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・mic-compものでは、有名なVGAは採用してきた。ケンプロ KP-12Aと同様にARA式も自作した。あとの未確認分野はfeed forward式くらいだ。日本ではJA1BLV関根OMの作例しかない。
・「自称feed forward式」との製作記はCQ誌にもあったが、ダイオードを利用しており時間遅れが発生する回路でfeed forwardと称していた。CQ誌側の記事内容点検が甘い。
・半導体ものの処理時間の遅れは、2000年では1ms. 近年では0.1~0.3msにまで縮んできた。比較的に応答が速い光センサーでも、onしてからout側がそれに追従するのに0.1ms前後.そこで時間短縮したいメーカーのは閾値がセンターより上側にある。その辺りは実測したエンジニアなら体験している。高速応答タイプは一般的に雑音に弱い傾向がある。
・ダイオードの応答時間はメーカーから公開されているので、自作派ならば既知だろう。
ダイヤフラムタイプ或いはピエゾセンサーはout信号が安定するまでに200msほどは欲しい。
・feed forwardのリードタイムを縮めていくとリアルタイム制御になるが、これは「加減速を演算処理しての予測制御」になってしまう。正確な意味でのリアルタイム制御は時間軸に邪魔されて無理だ。
・feed forward式で1例検討中。JA1BLV関根OMの回路とはかなり違う。同じ処は「AN829を使った」ところだけだ。RK-56の制御回路はトランジスタで行っている。
・昨年5月に RK-56基板がまとまっているので、 およそ1年後になったが「まず オートVR ICだけのCOMP基板をまとめる。その実績を受けてBBD素子を使ったVOGA 基板にする。(2段階)」と計画した流れですすめる。
・「BBD素子での時間値を幾つにするか?」は「実測の遅れ時間(平均値?)」より0.01msも早ければ論理上okであるが、「簡便な実測方法(信号入力から制御までの消費時間)」のイメージが出来ない。 仕事上、ゴタゴタしたものは作成するが、、、、、う~ん。
・空気中を進む音(伝わる音)の速度は算出式がある。進む媒体が1種類なので判り易いが、キーエンスのような有名メーカー品での時間軸「入力 ⇒ 出力」は選別されたICを使っても2020年時点で50us(0.05ms)程度は必要とする。
・ヒトの耳は0.5msのタイムラグを聞き分けできるが、 NFBのように時間遅れの信号でオーバードライブした合成音を低歪と認識するので、なかなか難しい分野でもある。
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部品数はRK-56に10点増えただけだ。
BBDの特許は有効期間を超えたので失効している。結果、セカンドリリース品が流通している。
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TA2011Sでの入力と出力の時間に関する確認をここで行っている。
2018年3月29日の記事での写真。
com動作中での測定になる。下側波形が入力。上側が出力。バー間の時間差が200.7us.
・2年前に公開済み実験が役に立つ。
・およそ30~60us程度の遅れがあるらしい。、、と推測するに100usあればfeed forward制御になるのか??? こんな短時間のBBDは松下製にないことは確認した。