100Kcマーカー基板は以下のように作動確認済みだ。
テキスト記載のコルピッツ型発振回路で興したが、コンデンサーの精度と温度係数で満足するものが手に入らない。
このコルピッツ型発振回路は、エミッターに釣り下がったコンデンサーの容量変化を大きく受ける回路だとわかった。単品ならよいがキットには全く不向きだ。所謂再現性が低い。
このコルピッツ型発振回路で、再現時に目的周波数(100kc)にて安定させるノウハウとしては102~103kcで初期発振させて周波数が水晶に引きつられて下がってくるのを数秒待つ。水晶に引きつられて100.0kcで安定する。「これになるようにコンデンサーを選ぶ」。安定するとPLLが掛かったかのような感じになる。
これがかなり難しい。温度特性を利用するか?or 通電時のラッシュ電流を利用するか?
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発振回路を変更したマーカー基板(コルピッツ型)が届いた。
コレクターの負荷によって、高調波はやや影響を受けることを学習したオイラだ。
OSC回路を変更して、100KCマーカーの自作に挑戦中だ。
◇OSC具合。今回のRFC負荷.
水晶振動子にコンデンサーはMUSTであるが、97kcになっていたので、基板から外した。途端に100kcになった。発振回路直後でこの電圧になった。「なぜMUSTなのか?」は基礎知識範囲ゆえに学習することをお勧めする。
発振回路がいままでと違うので波形もやや異なる。 この時より若干信号は弱いように思える。
3端子レギュレータのパターンはあるが、「必ず使え」ではない。
◇600kc
4~5kc離調すると確実に電波信号は弱くなる。
◇700kc
◇800kc
◇900kc
◇1000kc
◇1100kcは、ローカルノイズがある。
◇1100kc
◇1200kc
◇1300kc
◇1400kc
◇1500kc
◇1600kc
以上のように100kc毎にマーカー確認できた。
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短波帯
下写真のようにイメージの受信中。 表示7588時、局発は+455の8043KCで作動中。OSC周波数に+455すると8043+455=8498KCとなり、8500kcの電波を下側ヘテロダインで今受信中だ。
◇中波ラジオにも使える100kcマーカーになった。ラジオ側でイメージを受信してしまうのはいたしかたない。
これは変調トランスレスの100kcマーカーです。基板領布できる水準になった。RFCの径が前回より小さくなりC成分の変化による影響を心配したが、その影響は発見できない。基板の浮遊容量と程よいバランスで水晶発振できている。通電直後は98KC前後、OSC周波数が安定するまでに8秒ほど掛かる。 0.5PF~1PFのコンデンサーのある方がbetterかも。コンデンサー部品精度に大きく依存するので量産向きで回路ではないがtextには記載ない。
水晶振動子のfs-fpはfoに対して0.3%前後のようだ。 仮に7000kHzの水晶振動子なら21kHz程度。100kcの水晶振動子なので0.3KHz前後がトリマーコンデンサーでの可変範囲になる。この程度なら「調整トリマー無」でも良いようにも想うが、74倍高調波でズレが分からないゆえに0.01~0.02KHz程度のOSCズレに納まっているようだ。
74倍高調波の7400kcでもズレはよく分からないので、現状のままで支障はない。(差が1kcもなくてズレの発見が困難)
写真のように調整用トリマーは載るが、 無調整で7600kcまでは作動確認できた。RF部は50V耐圧品だと負けるので500V耐圧品はMUST。500V耐圧品の手持ちが無いので、真空管ラジオ工作で使う2KV品を半田つけした。
セラロック取付用の穴もある。マルチ周波数対応で基板化したつもりだ。
発振負荷は発振周波数に合わせたものを使う。455kcだと6mHのRFCが具合よいと思うが、455KCの発振はこれから確認してみる。単周波数なら「RFC+10PF程度のトリマ」で整合させても良い。
通算232作目
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冒頭記載のように、このVer2.4基板回路はキット化は不向きな回路だ。
ゆえにピアースC・B回路であるマーカー基板ver2.1 と不要なC部品を除去したマーカー基板2.3にて領布することにした。マーカー基板2.3は未公開ではあるが、ここに再現性の確認をお願いしている。
まあ、CQ誌発行のtext本を信じたオイラが悪い。
ピアースC・B回路は発振が強いので都合がよい。