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同調表示器が人気のようなので、少し記する。
ラジオの同調具合を示す道具として、マジックアイや指針表示などが古くから存在する。
見た目の華やかさからすると、光モノにはなるだろう。
中華圏からは6E2がまだまだ安価に手に入るし、台湾からは6E5が手にはいる。
6E5Cになると旧USSR国家から手に入れられる。
日本ビクターからマジックアイ搭載のFMチューナが販売されていたことは知っておいでだろう。TRIO FMチューナの指針式になったデザインと比べるとやや野暮ったい。
しかし、現在となっては貴重なマジックアイ式FMチューナーだ。
FU-3000が最上位モデルだが、実物をみたことは未だない。写真のは入門機FU-1000.
FMのチューニング表示では6AL7が有名だが、国産チューナーでは6E5が人気らしい。
回路は普通。 AMラジオと同じく、同調時に閉じるように設定されている。
このFU-1000はオイラの修理品。
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AMラジオでは、AVC(負電位)を扱ってマジックアイに接続する。 この電位はIFステージのゲイン調整に用いられるので、安易に手を加えると面倒なことになる。ラジオ電波信号が強いとしっかりAVC電圧が発生し、ゲインをコントロールしてくれる。それゆえAVCと呼ばれていることは皆さんご存じのとおりです。
オイラは機構設計エンジニア(装置設計)ゆえに電気は本業ではない。電気をバリバリとやってしまうとFA系電気屋の出る幕がなくなるので、手を出してこなかっただけのことだ。FA系電気屋より詳しいと業務上、嫌な顔をされるので某ブラック企業に世話になっていた期間は静かにしていた。(「知識欠けるも仕事は出来る」は社風だった)
某ブラック企業へ務める以前に、オイラが組んだシーケンサーで作動している装置ももちろん多数健在である。しかし本業は、装置設計屋である。