昨日の続きです。
超再生式のFM帯チューナです。
トラスネジ⇒皿小ネジに交換します。(今日、調達してきました)
ケースに皿座グリしてネジを留めます。
これで、電池BOXがケース上面に取り付けられます。
手で電池BOXの密着具合を確認します。
★電池BOXからのラインを半田します。
LEDはスイッチから抵抗(1KΩ)を経由させてあります。
基板から角ピンを立ててあるので、ピンにOUTラインやVRラインを半田します。
★次に、DIP METERで同調点を探しにいきます。
バリコンが入りきって70Mhz近傍のようです。
低めなので、対応策として
①コイルを伸ばしてFreqをあげるか?
②後付けの22PFを小さくするか? (可変範囲が小さくなります)
③基板上の10PFを小さく8PFくらいにするか?
などが考えられますね。
コイルを伸ばすとQが下がるので、なるべくなら②or③でfreqを持ち上げたいですね。
オイラの環境では FM帯は5Mhzだけカバーすればよいので
②の対応にしました。 微調整はコイルのインダクタンスであわせます。
「バリコン⇒12PF⇒基板」になってます。
★自作のラジオアンプに接続して、SWオンしました。
ノイズがでて一安心。懐かしい音のノイズですね。
★バリコンを回したら、ガツンとFM局が入感しました。
「おお聴こえる!!」
真空管のFMチューナーより圧倒的に強力に聴こえてきました。
どきどきしながらSWオンさせて
放送が聴こえた瞬間は、いつも感動しますね。このあたりが工作の醍醐味ですね。
下の写真は、FM局を受信中です。
★SGから入れてみました。
バリコンと再生調整VRを動かさずに、 SGからのOUTを下げていくと
逆に再生式FMチューナーからの出力が増える(耳がUPする)ので
VR位置に見合った適正な信号入力レベルがあることがわかりました。
可聴範囲は79Mhz~84.5Mhzにしました。
音は、再生式にしてはかなりgoodです。
ピタっと局に合わせるとヘテロダイン式との差があまり気になりません。(ゼロインの意味ではありません)
27Mhz帯の超再生式トランシーバーの受信音より、良好ですね。
コイルは僅かに伸ばしてあります。
★よさそうなので、電池boxを貼り付けます。
「ラジオで放送を聴いている」感覚を思い出させてくれたキットですね。
価格も財布に優しいですし、 耳も良いのでかなりお薦めできますね。
良いキットを販売されているDFKさんに感謝いたします。
このチューナーキットは、イヤフォーンで聴くには丁度の出力です。
SPで鳴らしたい方は20~30dBのアンプで鳴らしてあげてください。
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以上、製作記事でした。
ちょっとだけ、クエンチング発振の波形をupしておきます。