今日は、
昨日の5球ラジオに、段間トランス(低周波トランス)を追加してみた。(オイラの環境では段間トランスは必要)
段間トランスは、昔にセンター附きのものを「五麟貿易」さんから手にいれていたが
web上では見当たらなかった。
そうすると、
1:3の段間トランスをweb上で購入するには「サトー電気さん」と「ラジオ少年」から販売されているだけだと想う。
上の写真は、ラジオ少年さんの段間トランス。型式はINT-1。(BT-INT-1)
センタータップはない。
球は、今回の主役の6AL5。
後つけだが、 最初からレイアウトされたように収まった。(偶然です)
この1:3トランスは、電源トランスから離して配置するのが、キーポイント。
その理由は、web上に沢山あがってますね。
廣杉計器から売られているスタッド。
★1:3段間トランスは、1stAF ⇒2nd AFの間には、レイアウトできなかった。
6AL5の検波出力を、2ndRFの球でレフレックス動作させるようにすれば、
1:3トランスを配置できるので、 6AL5⇒2ndRF(6DK6)⇒1:3トランス⇒VR⇒AFの信号ラインにした。
★RF附きレフレックスラジオに、路線変更しました。(高周波は2段になります)
音は高域が出ないのが判る。五麟さんのよりは、フラットに近い感じで聞える。
回りこみも無く、聞えているので安心、安心。
①ギア附きのバリコン。今回の準主役。五麟貿易さんから購入。
この容量と「小型バーアンテナのインダクタンス」から同調周波数を計算すると
520~1700Khzあたりまで、上手い具合になったので、購入。
他の容量だと「RF部の段間コイル」を手巻きしなきゃならないので、
不器用なオイラは「手巻きの段間コイル」は造れないのも、購入理由。
②重要な脇役の、小型バーアンテナのツイン。
ワイヤレスマイクで時々、登場しているPA-63R
初段RFの負荷として、PA-63Rを1個。
次段RFの入力にPA-63Rを1個。
ツインのPA-63Rは、それなりに近くに配置して磁界(電界)での結合をさせている。
PA-63Rは緑色のラインで200μH弱になるので、①のバリコンをBC帯に使うと具合よく使える。
厳密には、受信のバーアンテナと同じインダクタンスにせにゃならんのですが、
そここまで追い込んでも、2球スーパーに追いつかないので、それなりにあわせてます。
初段側のPA-63Rは高圧がかかるので、次段側とは2~3mmのスキマを確保。
結合が足らないようなら、コンデンサーを追加してC結合もさせてください。
調整するところは、
初段の感度ピークを次段に合わせるだけです。
初段の入力側のフェライトバーに取り付いているアンテナコイルを移動させて
感度がピークになる位置に持ってきて、終了です。
アンテナコイルは200μH近傍になりました。
球の動作点(バイアス)は、受信環境によって決める内容なので、
電波の強い処では、深いバイアスにします。
★構成
初段RF 6DK6 (負荷はPA-63R)
次段RF 6DK6 (レフレックス動作で 1stAFもさせてます)
検波 6AL5 の倍電圧。
2nd AF 6EW6
3nd AF 6DK6
6DK6を使った理由は、在庫で40本あるからなのと、
AFで実測25dbゲイン(実験ノート)が取れるからです。
6AU6や6AH6はさほどゲインが取れないので、めったに使いせん。
★市販のバーアンテナを使って、RFの段間コイルに使用できたのは
収穫でした。
★昔,記事でUPしたように
RF段間コイルの1次側の固有同調点がBCバンド内にあると、TWO TONE波形が観測できます。(理由は判りますよね)
今回はセーフのようです。
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以上、プリRF附きレフレックスラジオの自作記事でした。
「5球も使って無駄な事を、、、、。」とオイラも想ってます。
素直にIFT使った方が耳が圧倒的によいです。
球数の割には、耳が良くないのでお薦めはしません。