先日のYAMAHA チューナーCT-R1修理の続きです。
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前記のように、「フロントエンドがマイナス30db」になってしまうので、
半導体が1~2個 動作していないことがわかっています。
①フロントエンドのFET達をまとめて交換しました。
3SKが1個。2SCが2個です。
このフロントエンド、FM時には、+Bは15V掛かってます。
AM時には、1.5V印加でStand-by状態になってます。
FM雑音は大きくなっていたのですが、放送局を捕まえられません。
しかたないので、フロントエンドを外して単体での確認です。
フロントエンドだけ9V電池(006P)で通電させて、信号の増幅具合を見ると
まだマイナス10dbなので、 交換した半導体のどれかが不良のようです。
②「何が良くないのか?」 を推測して、FET or TRを交換することになります。
改めて、もう一度3SK45を別な新品に交換しました。
フロントエンド単体で測ると マイナス2dbほどになりました。
15v印加のところを 9vで確認しているので、 「正規15vを掛けると正常動作する」ので
シールドシェルを実装しました。
③実装して、SGから信号を入れてみました。
ええ、普通に波形でました。
FMの民放を受信中↑。
良い音で鳴ってます。
交換した半導体たち。
今回は入手しやすい半導体でしたので、助かりました。
新品の3skは1個だめでしたが、、、。
カスタムICが壊れていると、お手上げですものね。
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原因調査 5分
チュナー外し 5分
半導体交換 5分
確認 2分
半導体交換 2分
確認・調整 10分
再組立 5分
計 35分
以上、YAMAHAのチューナーCT-R1の修理でした。