休日が続くので、ラジオ少年の3球スーパーラジオキットを製作しました。
真空管のヘロダインキットでは、3号機になります。
性能と値段を考えると、真空管ラジオのキットで一番良いですね。(お薦めします)
この3S-STDキットは、往時の5球スーパーラジオよりも耳が良いです。
(3S-STDは、バーアンテナを採用しているからですね)
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(球を変えてあるので、改造製作ですね)
3号機の球構成は、6BY6⇒6GK5(3極)⇒6BK7(3極+3極)
(オリジナルは6BE6⇒6BA6⇒6AB8)。
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オール3極球で鳴らしたかったのですが、、、、、。
「3極管単球での局発&変換」は、能率が悪くて今日は諦めました。
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↑アース母線を一筆書の要領で、引き回しました。
↑電源回りを半田付け。(6HA5向け)
今回は、リップルノイズが低くなるように、
電解コンデンサーのアース側に留意しました。
↑出力トランスは、いつもの東栄変成器 12KΩ:8Ω★[T-600Z/12K]を使いました。
3S-STDで感度よく受信するには、感度優先で局発周波数を調整することです。
↑6BY6で局発&変換。SSGからダイレクトにバリコンへ印加してます。
↑3極管の6HA5で局発&変換。これもSSGからダイレクトにバリコンへ印加してます。
(オール3極管 構成です)
6BY6時に比べて14~15db余計にSSG信号を入れる必要があります。
↑実験回路(6HA5)
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実際に、「テストループで空中にSSG電波を飛ばした」のを受信すると
さらに差がついてました。20dbは差がありました。
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「アンテナ同調回路+6BY6」のゲインが実測で25db丁度ありましたので、
3極管6HA5での局発&変換は、マイナスゲインには成らない程度の感じです。
↑実験中の 3極部で、局発&変換させた時から、3極管単球では
「ゲインが取れない??」と疑問に想っていたことと合致しました。
↑球の構成。
↑sp端子点での、電源のリップルを波形撮影しました。
球なしでの波形。
↑VRを絞って、0.003Vレンジでこの位の電圧あります。0.7mV位でしょうか、、。
1号機が1.2mV位でしたので、当初の狙い通りにリップルノイズはさがりましたね。
なんとなく、「低リップル配線の仕方」がわかってきました。
微妙に高周波が乗っているのは、6BY6の局発信号のグランド側への漏れのようです。
(6BY6を抜くと、すっきりした波形になります)
スピーカーBOXにつなぐと、ブーン音がよくわからないほど静かです。
1号機では遠くでブーン音していたので、これは前進です。
「0.7mVの世界」を耳で実感しました。
聴感上は、6EH8や6AW8の音よりも、心持柔らかく聞えてきます。
これが3極球の音なのでしょうか、、、。
もう少し触って挙動を見てみます。
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覚え書き
①IFTへ80db印加⇒バルボルで35mV。
②IFTへ66db印加⇒かろうじてOUT波形あり。
③IFTへ60db印加⇒OUT波形なし。
④アンテナ回路へ55db印加⇒バルボルで35mV
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2012/May/5 追記
6GK5のカソード抵抗180Ω⇒470Ωに変更。
(入力が沢山入ると軽く発振していたので、ゲインを下げた)
「6GK5は局発の後段で使う球ではない」感じです。
2012/May/20 追記
6BK7(トランス負荷)のプレート回路に50KΩを割り込まして、印加電圧を下げた。
この球は170V~180V近辺で使うのが良い感じ。カソード抵抗も330Ωに変更。
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★往時のメーカー製真空管ラジオ(5球スーパー)よりも、
このラジオキットの方が良く聞えてます。やはりバーアンテナの威力は大きいですね。
夏と冬では気温が違うので、電源トランスの抵抗値も微妙に夏冬では値が異なりますね。
で、冬は抵抗値が低いので夏よりは電圧(電流)が大きめにながれるますね。
電源トランスが熱平衡になるまでは、ゲインが多目の状態になるのは真空管のイロハですね。
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↑余談ですが、
6BE6の変換ゲインはE1のSg電流が0.6mA(0.5~0.7)の時に最も取れることが
先達の実験でわかっています。(SG抵抗 20KΩ時)
この時のSg電圧値を求める計算式は、昭和20年代発行の「日本放送協会のラジオ技術」に載っています。
で、概ね16V位がSg1に印加されていれば6BE6の感度としてはOKです。
発振中の真空管なので、アナログテスターで値を計測します。
デジタルテスターでは測れないことは、わかりますよね。(測ってみれば実体験でわかりますね)
写真は3S-STDの20KΩ端電圧。
ラジオやワイヤレスマイクを造られるようでしたら、アナログテスターはお持ちください。
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