基礎実験のまとめ 3
真空管ラジオをTRY & ERRORで触りだして、わかったことをまとめておきます。
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1, 周波数変換部の考察(HEPTODE管 VS TRIODE管) ⇒記事
①6BY6(7極管)でのSSG入力時↓(BNC⇒直接バリコンに印加)
②6HA5(3極管)でのSSG入力時↓(BNC⇒直接バリコンに印加)
③上記の差は、14~15db。(BNC⇒直接バリコンに印加)
「直接印加でRF部でのゲイン差15db」は、大きすぎますね。
この差をカバーする方法としては、RF或はIFの段数をもう1つ増やすしかありませんね。
球数を増やして耳がよくなるのは、当たり前なので、、、、。
BC帯で「局発&変換」に1球使うなら、HEPTODE管がベストです。
「3極管での局発&変換」は動作してラジオが鳴りますが、「耳」の面でお薦めできません。
(HEPTODE管が開発された理由も、実感できました)
↓6HA5での回路
↑この回路で SGを入れて比較。
↑この方が、より悪し。
(まとめ4に、6BY6⇔6EH7(ECO)を記載予定)
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2,SP端でのノイズ測定
①3S-STD 1号機 ⇒記事
VRを絞って、0.003Vレンジでこの位の電圧あります。1.2mV位でしょうか。
②3S-STD 2号機 ⇒記事
0.003Vレンジなので1.4mV程度です。
③3S-STD 3号機 ⇒記事
0.7mV位でしょうか、、。
④球なしでの3S-STD 3号機 ⇒記事
球なしでも、リップル波形がSP端で観測できます。(理由はわかりますね)
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★球を装着すると、
「電源から見た負荷」が増えてシュート波形が適度に鈍るのがわかりますね。
★上記3台とも電源トランスとOUTトランスは同じものです。
シリコンブリッジは同じです。ケミコンも容量は同じです。
(3号機は、平滑の段数が1段多い。無球時の波形は大差ないはずですね)
★ケミコンのアース側の引き回しが、それぞれ少し異なっています。⇒3号機のように作業すればベターのようです。
★「球に起因して、波形がそれぞれ微妙に異なること」もわかります。
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3,中国製IFTの使用上注意
↑付属の緩み留めゴム(白色)が見える。
「樹脂ネジ」と「コア」が首振っているので、調整時にはやや注意。
↓ゴムは経年劣化するので、なるべくなら交換する。
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