ラジオ少年で取り扱っている「3S-STD 真空管 3球スーパーラジオキット」の2号機を
組み立てました。(球を変えてあるので、改造製作ですね)
性能と値段を考えると、真空管ラジオのキットで一番良いですね。(お薦めします) この3S-STDキットは、往時の5球スーパーラジオよりも耳が良いです。 (3S-STDは、バーアンテナを採用しているからです) ***********************************
2号機の球構成は、6BY6⇒6DK6⇒6KT8(後記ありますが6AW8で行きます)。
(オリジナルは6BE6⇒6BA6⇒6AB8)
1号機の製作記事は、ここ。
①先日の 6KT8レフレックスは、12月30日に知人の処へQSYしていきましたので、
AF段はピンアサイン9DX系を使ってみました。
②6BE6よりゲインが取れる6BY6を採用(ピンアサインは同じ)
6BE6⇒6BY6⇒5915の順に、耳が良くなりますね。
3穴追加します。
①ラグ端子用で2穴。
平滑回路は3~4段にすると、リップル音に効果があるのが、過去の経験で判っています。
②outトランス用で1穴。
キット付属のoutトランスは使わずに、
東栄変成器 12KΩ:8Ω★オリエントコア出力トランス★[T-600Z/12K]を使いました。
↑電源側から、部品取り付け中。
↑NHK 第二を受信中。
「100Vの交流ノイズがOUT側にでてきている」ので少し難儀中です。↑(6KT8)
0.003Vレンジなので2.8mV程度です。(VRを絞ってSP端で測定)
6AW8での波形↑ (6KT8とは形が違いますね)
0.003Vレンジなので1.4mV程度です。
VR以降で拾っているので、AF段の球種の差で100V交流音も増減します。
1号機は、リップル音だけだったので、
「2号機のAF段も1号機と同じにカソード共通の球にした方が好ましいのか?」と思案中です。(6KT8は、その構造に由来して交流ノイズを引き込むようです)
(聴感上、1号機はトランジスタアンプに近い静かなリップル音です)
VRの外装ケースもAF段のセンターピンに接続してあります。(ケース by ケースですね)
↑ノイズがバルボル読みで4dbほど下がりました。
検波は倍電圧回路にしてあります。(バルボル値で3dbアップしました)
検波出力ラインが、初段球と近いとループ発振するので、なるべく離します。
で、100V交流ノイズ低減方法を思案中です。(1号機と同じく6EH8にするのが近道??)
①6KT8時に、VRを回すとザリザリ音します。(4個交換したが、すべて同じ)
「トランジスタラジオのVR後のケミコン極性を間違えた」とおなじ感じです。
②6AW8時には、「ザリザリ音する球」と「しない球」の2通りあり。
③↑VR受けの回路は、雑誌等で見かける普通の回路です。
1球レフレックスの際は、ザリザリ音が無かったので、今???状態です。
追記 2011/JAN,2nd
AF段の球を 幾つか変えてみました。
「100V交流ノイズに敏感な球」と「不感」の球があることが、判りました。
追記 2011/JAN,8th
カップリング コンデンサーも、変えてみました。(4 メーカー)
ザリ音は、やはり出ます。(長野ハムセンターで売っている高いのもトライしてみました)
今のところ、6AW8では日立の球2本とシルバニア1本はザリ音しません。
(6KT8は、交流ノイズを引くので,このAF段に使うのは諦めました)
追記 2011/JAN,22rd
6AW8の確認情報を列記しておきます。
東芝の6AW8 3本もごくごく軽度のザリ音しました。
NECの6AW8 3本もあかんでした
TRU-VACの球2本はとても良好です。
追記 2011/JAN,29
6AW8考
TRU-VACとシルバニアはザリ音しません。
NECは軽度ザリ音あり。
RCAは強度のザリ音あり。
東芝とRCAは、交流ノイズを引くので、DC点灯が正しい選択です。(AF段の使用はお薦めしません)
★往時のメーカー製真空管ラジオ(5球スーパー)よりも、
このラジオキットの方が良く聞えてます。やはりバーアンテナの威力は大きいですね。
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