「禁断のヘッドホンアンプ」 って商品が流通していた。

CLASS Dは1959年公開の古典回路。日本ではNHKが実用化した。 ここ

ダブルバランスドミクサーの理論登場よりも 9年ほど古い技術。

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アナログの動作は以下の4種。 ABはAB1とAB2にも分けることが多い。

Classesofpower20amplifiers_3

A1 ,A2動作は 某雑誌が流した虚言。 ここにまとまめた。

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妖しい回路が公開されているので、使えるかどうかを考える。

 
 

回路考察  : 現実には供給電源 J1 と J3 の絶対値は同じにならない。0.1V程度違う

1、自称CLASS-AA回路を見ると、2回路内蔵op ampでのセパレーションが悪くなるように回路化してある。チャンネルセパレーションの考え方が抜けている。

LR信号が混ざる方向の回路にした意図が不明ここに回路があった。なぜにLRを混ぜたいか?

通常CH間の分離具合は70db程度、高級品で100dB。  これを公開している製品と非公開製品の2通りがある。今回は2段で混ぜるのでch間分離は65dBくらいか?  0.1%程度はLとRの信号が混ざる??。

 

2、「出口には電流がバンバンでてきて、ヘッドホンアンプの振動子は無信号時でも飛び出た状態が位置原点。これはOKなのか?」 無信号時ですら振動子は負荷状態になる。 早めにヘッドホン振動コーン痛むのは事実。

 

3自称class-AA回路は、 時間遅れの同相加算するので、信号処理としては「やっちゃ駄目の見本」.   信号遅延を加算する単純回路だ。 これ信号質は下がることは事実。

 

4, op ampの信号遅について。 オーバーシュートについて 」はここに公開した。

信号強弱に依存して遅延する事実が製造メーカーから公開されている。 つまり自称class-AA回路は遅延信号を単純加算するので、信号強弱に依存して遅れ時間が常に不揃いになる。これに無頓着な人間(感性が悪いとも云う)のであれば 採用するだろう。 ヒトは0.1ms遅延でも違和感を持つ。

オーバーシュートが分からないop amp型番もあるが、 そういう高品質半導体を選択しない設計意図が読み取れない。

 5:U2 op ampの入力インピーダンス大小によってブリッジ回路に流入する電流は違う。pin2のzが300kと1000Mではブリッジ回路電流は違う。 つまりOP AMPのインピーダンスが考慮されていない。U2Aに流れ込む電流値の公開がない。

「U2Aに流れ込む電流が小さきゃ電流増幅コントロールは無理。 U2Aなしで済むんじゃないですか?」

 

Fig11

OP AMPの出口は 供給電圧の中点になるように設計されている。同時に入力ピン電位からの影響もあるので、中点(今回はゼロV)から1Vも外れると動作は苦しいだろう。

Fig12

まとめ  信号の質をわざわざと下げたい意図が回路図から読み取れる。 それだから禁断(つかっちゃダメ)だろうね。耳感性の悪い人向けの回路。

 U2供給電圧は U1のそれより2~3倍高い電圧だろう、現状はICが泣いている。

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禁断は重言(じゅうげん、じゅうごん)に近い。この重言使いは、韓国人にはできない、


「ある行為を禁ずること。禁制。」を禁断と日本人は云う。「禁断」は似た意味を重複させた言葉。これは どんなに学習しても異国人には理解できないね。

「重言」初出の実例は、西暦710年の私鋳猶軽二罪法一。故権立二重刑一。禁二断未然一

およそ1300年前からの日本語なので、韓国人には使いこなせないね。

noth korea 系学校 : 朝鮮学校でも重言は教えない。

south korea は民団。north koreaは朝鮮総連 が仕切っている。

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ClassAA って名の動作は、存在しない。「製造メーカーがCLASS Bに属する」と認めてる

 検索すると記事がわかる。

 
 

「純A級アンプは最終段SEPP(class B)のデバイスの電流がいかなるときも枯れず」と主張するが、そりゃCLASS ABだ。 小信号時のCLASS Bでも電流は枯れない。

メーカー主張が文章で出てきても 波形情報あるいは動作点情報がないので、科学性は相当に低い。

当時のOP AMPはB級動作にて、単純信号遅延加算回路では枯れる瞬間はやってくる。

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テクニクスa-700の図面。

v-ampから3本信号ラインが ブリッジ回路に入っている。 ブリッジ回路はコンデンサー多数で部品点数は わずか20個。

特筆はV-AMPの同じ位置からR経由の2信号ライン。これがL経由で後段に続く。信号遅延対策にC多数使用になる。

Cが多数なので CLASS AA 信者は、周波数特性を実測して公表してほしいね。

Sua700

興亜のチップ抵抗と松下のチップコンデンサーでよい音がするので、ルビコンの出番はない分野。

オイラはコンデンサー製造機械を製作納入する側にも5年ほどいたので、ルビコンエンジニアの現社長とは35年前から既知である。技術者が経営陣にはなれない会社でもある。

 自称 class-AAの回路は上の図面とは考え方は違う。Cによる相補正を無視している。

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モータードライバーでスピーカーを鳴らすとこうなる。 youtube史上で初のtda7072aアンプ。RK-303 RADIO で検索


YouTube: TDA7072A moter btl can drive stereo speakers

 
 
 

OP AMP でBTL化した例。 6V供給で50mWは出てくる。BGMにほどよい出力。

RK-316. RADIO で検索。 回路はここにも公開中。


YouTube: NE5532 BTL AMP : checking the doing.

 
 

「オペアンプ1個で ガツンとスピーカーを鳴らす」には、抵抗を1本入れる。 6V時に50mWはでてくる。

Rk3122

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