PAM8403 の謎  https://www.diodes.com/

D級アンプには、2つのFETが同時にオンしないようにデッドタイム生成回路(信号受け取り拒否時間)が存在する。 これは常識。 

CQ出版の「トランジスタ技術」に公開されているように、「全体を100としたら5~10ほどは 信号受け取り拒否時間」になる。 ここ

 
 

ここからデバイスの話。

diodesのICに PAM8403がある。PAM8403-2998553.pdfをダウンロード

poweranalog社のDATAもある。PAM8403.PDFをダウンロード

 データシートではIC外部にフィルターを入れての計測数値が公開されている。

When testing the PAM8403 without LC filters by using resistor instead of speaker as the output load, the test results, e.g. THD or efficiency,
will be worse than those of using speaker as load. 、、、とフィルターなしでのテスト時には注意書きしてある。 つまりメーカーはフィルターレスでは無計測だ。

デジタル信号なので矩形波。  音源信号の50%は捨て、残り50%で再現するのがデジタルアンプ。 「"音源信号50%を捨てる"を気にしない鈍感タイプ」ならば、使うだろうデジタルアンプ。

 
 

Q1、製造元はどちらなのか?

 

Q2, USB3.2仕様では 供給上限電流 0.9A。 片CHあたり3W出力ならば計6W出力になり 供給電流1.2A(5VのドロップNG)は必要になる。 これを流せるUSB規格はUSB Power Delivery。  この電源仕様で使っているのか?

 

Q3: data sheetは「LCによるフィルターAUXー0025 」を通過させての数値だ。製造元としてはフィルターを入れて使うことを暗に推奨している。  LCフィルターない基板が流通しているが、 実性能を計った人物はどこにいるのか?

LC入れると鈍るので高次歪率は減少していく方向にはなる。性能の見掛けをよくするテクニックでもある。

 

Q4: 歪率が3kHzあたりからガツンと上がるので聴感でバレそうだ。 これ違和感なく聴けるならば耳が可笑しい可能性はないか?

 

Q5 : USBの仕様クロックが100kHz。この100kc信号が電源5vに重畳していない確認を行ってから使っているのか?

************************************************

総務省の公開資料では、 デジタル通信は通信量3/6で成立するのが現仕様。半分欠損でも成り立つように推測しつつ補正する通信になっている。 真値との整合性は不問でもある。有線・無線でのyoutube 信号は、真値とは異なっておっても合法であり、「それを良い音で聴きたい」と思うのは随分とオツムが悪い。 原音にない追加された音を求めるならばyoutubeをお薦めする。

 

 

 

音源情報の50%はA/D変換で捨てる。A/Dを通過したデジタル信号の5%はD級ですてる。

音源の演奏時間を60分と仮定するとA/D変換で30分は捨てている。 この音質が良いですか? 

コメント(0)