東芝のmpx device TA7343を基板に載せた。
松下のAN7420とコンパチだ。FMラジオが人気だった70年代後半のICだと思う。1979年にはウオークマンがでたので、3Vで動作しないラジオICは1978年までの開発品が主流。
1990年ころから2.4Vで動作するICが主流になる。
YouTube: MPX device TA7343 kit. d.i.y
19kHzパイロットが30mV 1番ピンに掛るとステレオモードに移行する。
FM チューナーからは100mVから500mV出力してくるので過入力しないようにVRで合わせる。
このICでの通過損失は0.5dBもない。
東芝での低電圧むけmpxとして、TA7343は成功している。
6Vで動作するMPXは30種類ほど知られている。より低電圧の3V動作を狙ったMPXは 非常に少なく オイラが知っているのは3種類だけだ。
後発のMPXでは技術向上がすすみ「3v動作デバイスTA7342」としてリリース。
TA7342は技術軸では後発であるが、「型番的には若いので設計着手はTA7342 >> TA7343になるだろう」
現流通品トレンドはレーザー刻印なので製造は1988年以降だとは思う。
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通算529作目。 MPX TA7343 基板 :RK-264
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