audio アンプ歪率の測定ルール(日本での規格について)

某有名shopに貼られていたものを dlできた。 DL禁止の場合にはDLできないようにSITEが造られているが、 このshopはdl okのようだ。

 
 

歪率測定はフルパワー時の負荷端電圧の1/2で計測するのが、日本での規格になっている。負荷値も定まっておるし、信号源のインピーダンスも指定されている。数値を確認するのに日本国内での検査ルールが必要なので、機関から制定されており時流に沿って改訂されている。

オイラは公機関(国土交通省の外部団体)から指定されているインピーダンスの信号源を持っていないので、歪計測はできない。ササッと検索しても見つからないので、東芝 あるいは 三菱あたりで受注生産かもしれない。FM放送機器は 三菱が市場席捲していると、FM放送の役員がオイラに教えてくれた。 某テレビ局の技術部長ともそろそろ遭遇する機会がくるようだ。

Shop1

********************************************************

上の歪率より3ケタ上のものがトランジスタ技術に公開されているので、回路学習するならばトラ技を読んだほうがベターぽい。

「音のよいトランジスタ」と称されているのはCobが小さい。デバイスの体積に呼応してCobは大小になる。 ここに公開済み

・2sc1815では Cob< 3.5PF

・2SA1931/2SC4881 Cob=45PF  (昔々は音が良いといわれていた

・2SA950/2SC3422       Cob=35PF 

   近30年はこのデバイス評価がよい。CQ出版社 1991年刊行の「トランジスタ回路の設計」(鈴木氏 執筆にて公開済み)。  音が判るエンジニアが執筆しているので、近年流行りである「基礎学習レスの 工作派」とは やはり違う。 もっと評価されてよい人物だ。

P1010022

 
 

・パラレルにしてしまうと基板のCも加算されて音質が下がるので、 設計面ではパラレルは勧めにくい。 「3V供給で0.5W出したい」なんて場合には、コレクター電流が0.8A程度流れるので終段はパラレルしか思いつかないけどね。

・トラ技の3V SEPP回路を確認してまわったが45mW出せるかどうかの回路であった。TRが多いが出力が小さいので、「やはりそうなるなあ、、、」。 実測出力数値を書いてないのが味噌で、どうやら触れられたくないようだ。 

・ヘッドホンは「インピーダンスの高いタイプが周波数特性良い」。 欧州siteでは実測しているsiteがある。2019年から3年も継続公開されているので、知らぬ者はまずいないだろう。

Distortionandimpedancegraphti

上の表のように250オーム程度のヘッドホンはmustだろう。某有名shopで公開している33オームじゃお子ちゃま向けですね。(ミスマッチを嫌うと アンプ負荷も200~300オーム前後がいいように思うけど)

アンプの出力Z=2オーム(公開されている数値は0.16)で、ヘッドホンZ=250オームだと 不完全ドライブになると思うけど、そういう考察は必要だよね。

 

********************************************************

オイラは田舎住まいのFA機器の機械設計屋です。 この4月下旬から ムジナ?が夜な夜な出るようで、熊並みの足跡が残っている。 「これ何が来たの??」状態ですわ。 オイラの握こぶしより大きい足跡の生き物って 何???

コメント(0)