transistorではCobの大小が音色に影響するのも事実。ここ。世間で「音がよいトランジスター」と称されているのをみると Cobは小さいほど評価がよい。ラジオ工作派からみりゃ、「当然です」になる。
オイラ手元品では、「2SC3422+2SA1359が最も音がよい。」と称されている。 大型TRになるほど半導体体積が増えCobは増える。高周波用TRはCobが小さくなるように製造されているんので、50~100mW出力程度であれば高周波用TRで良い音がする。
トランジスタのパラレルは見かけ上Cobが増えるので音質はガツンと低下する。パラレル化はトランジスタまでの配線長が同一でないと信号遅延するので、音質低下を加速する。したがって、オイラはトランジスタパラレル回路はお薦めしない。
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12.6v 0.8A供給。 12AU7ヒーターで0.35Aほど使うので半導体に流れるのは0.45A前後。
供給は12.6 X 0.45=5.67W前後。 音に為るのは実測0.6Wなので、差分5.1W程度は熱になっている。 音変換効率としては10~11%. この数値は WEBで有名なSEPP AMPと同レベル。
超音がよいと主張するsiteでの音変換効率は1%前後。
1.3W程度を放熱する必要があるが、BPUH16-30は65℃までは上がらない。
YouTube: Temperature of heat sink : 2SC3422+2SA1359 sepp amp.
heat sink 特性ではこの温度ならば2W近く放熱しているはずだが、相互により温まるので放熱効率は単体時よりさがる。
相互間の影響を診ると、BPUH16-30 を多数並べる際は、minimum 30mm pitchを推奨。
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オイラ本業FAでは、70℃、80℃までモーター温度が上昇したら、バイメタル接点開で電源断にするのが、普通。
半導体が何度まで持つか? はそれぞれのデータシートに記載されている。2SC3422では130℃は耐えれるので、上記動画より電流を流した使い方はOKだ。
現回路を忘備のためにUPしておく。opa2134 BBは高域が持ち上がっているので、お薦めしにくい。