オゾン臭さが弱くなってきたので イオン発生部を掃除する。
製品型番 JM-05。pse法に沿った商品なのでpse法を事前に一読のこと。
原理的には超古典なコロナ放電でオゾンイオンを生成している。 「陰極、陽極のどちらが消耗が進のか?」は イオナイザーを使うエンジニアであれば既知である。陰極側が陽極より4倍ほど消耗が進む。
インピーダンスが高いほど放電しやすいので、汚れは落とすのが正しい。生成器でつくられたオゾンにより自らも浸食されるので、イオナイザー装置では毎月電極は綺麗にする。
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さて、開けてみる。スクリューボルトレスで設計されている。ポイント、ポイントで速乾性接着剤がたらしてある。
「組立時の馬鹿ヨケ」が為されているので、復活するのに間違える要素は皆無だ。(日本人が指導していると思う)
イオン発生器の腐食が確認できる。
歯ブラシ あるいは 髭剃りブラシで汚れおとしする。ブラシ見本も内蔵されており、良心的な製造会社だ。
汚れ落とし工程が 製造工程の終部にあり、それに使うブラシを整流デバイスにビルトインしてある。 これ、オツムよい人が考えているね。
下写真のように表層汚れを除去して復活作業にすすむ。
陽極側は湯煎のように50度近傍温度で温めて柔らかい状態で、軽圧入してある。 つまり常温では抜けない(落下して 短絡することを回避している)。
中国なので「直にお湯に浮かばして柔らかくしている」はずだ。その名残が陽極側に診れる。
電極部は指では触らないように。「触るとヒトの油脂がついて放電性が低下する」。これ常識。
復活させて終了。
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良い子は真似をしないように。