・kenpro kp-12ではフィルターの群遅延特性によって肩持ち上がりが4dB近く確認できる。つまり脚色されている。 そのフィルターによって第一フォルマントの情報が欠損するので、声主を特定しにくい音になる。 kenproのRFスピーチプロセッサーは フィルター型番は同じなので、KP-12もKP-12Aも脚色されている。 フィルター式では群遅延特性による音色脚色がつきまとう。
KP-12,KP-12Aのあの音はcystal filterの音。
・脚色されないためにはフィルターレス方式採用したのが、まずはRK-95(10.7MHz).水晶発振にTRを使った。
YouTube: rf speech processor. using ta7061. filter-less for ham radio.
肉声の特徴がダイレクトででてくるのでAM派にはお薦め。
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10.7MHzから455kHzにしてAMラジオ部品でつくれる回路にしてみた。
充分なDBM動作させるにはOSC強度が理論上そこそこ必要である。弱いとスイッチングできない。 しかしNE612の自励(10.7MHz 水晶)だと0.4Vとまりで、かつその波形は充分に綺麗だと云えない。OSCはトランジスタに任せてきたのがRK-84,RK-95。
NE612の自励にしたのが今回のRK-174. osc強度は下がるがdbm動作している。この復調においてキャリア注入量が増えるとAF信号が増大するので、充分なOSC強度ではないことは判るが、部品点数を減らしてもRFスピーチプロセッサーとして成立している。
今回は、10MHzオシロがあれば作れるRFスピーチプロセッサーkit. 低周波信号源には秋月キットでもよいし、RK-30のトーン部でもよい。または 「RK-149ツートーン発生器のシングル出力端」 で信号源。
トランジスタラジオの調整できるスキルがあれば、まとまる回路。
YouTube: csb455でつくるRFスピーチプロセッサー :試作初回。
YouTube: csb455でつくるRFスピーチプロセッサー
5dBから10dBが使い易いと思う。
f=455kHzでのRFスピーチプロセッサーは「真空管+メカニカルフィルターの時代」から存在する。TXのIF段に後つけするのが主流だったのでフィルターはmustな時代。
近15年ほどはフィルターレスの作例が欧州で多い。
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