LA1600に付加する差動式Sメーター回路の実験中である。
LA1600のAGCは受信信号が強くなるにつれてその電圧が上昇するインクリメントタイプである。
3V供給時の通電後AVC電圧は0.7V前後であり、 強い信号時には0.8Vは超える。6V供給時のAGC電圧変化は計測していないが、0.2Vほどの変化に対して500uAメーターが振りきれるとSメーター回路として使えてくる。
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3V供給で差動式Sメーターの実験中。3VだとDC ゲインで最大22dBになったが、その動作点では差分の電流は4uA。DCゲイン最大点では拙いことはわかった。
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3Vじゃくるしいので6Vにしてみた。 80uAほど振れるので100uAメーターではよさそうな回路になった。「フルスケールに近づくにつれて、電圧の壁を利用」するのが、先人からMUSTと云われているのが差動式。 リニアなままのようで ???ではある。
YouTube: 差動タイプのSメーター実験 :LA1600
実験中の差動。
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もうひとつ 2SA1015での実験 。振れが弱い。
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これは汎用回路で電圧変化をFETで受けて500uAメーターを振らした回路。RK-151
YouTube: sanyo LA1600 s meter unit: DIY
LA1600のAGC電圧変化量0.2Vに対して800uAは流せる。 変化量が0.4vあれば1Aメーターは振れる。RK-151KITも領布中。
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受信信号が強くなるにつれてその電圧が上昇させる回路にするか? 下降する回路にするか?は、設計者の思想に拠る。 日本メーカーには「デクリメントでAGC電圧変化させるICメーカー」がある。