ぺるけstyle2
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ラジオ用アンプの話題です。
オールトランジスタのSEPPラジオで、2SA1015+2SC1815アンプ(6V駆動)を使ったことが起点で、デバイスを多電流タイプに変えただけです。
元来ラジオ工作派ですので、メインアンプ、プリアンプのターゲット入力値の変遷を理解しえていない。FM/AMチューナーからの出力100mV時代が青春期だったので、昨今の出力500mV時代には設計思想が追い付かないですね。
スマホ、MP3プレーヤーのAF AMPはICが使われており出力36mW,72mWが目立つ。ヘッドフォーンの入力は40mW,100mW,300mWとラインナップされている。300mWなんてのMAX POWERで聴くと耳が壊れて医者の世話になる。鼻から血がでると思う。難聴になりたければ大入力で鳴らすこと。
スマホの音声をVTVMでみるとMAX 10mV前後であり、VRセンターだと概ね5mVくらいだ。この数値を入力標準としてsepp ampを製作してみた。 所謂 ミニワッターが入力0.5v~1Vを前提にしているので、「プリアンプ+ミニワッターの構成」になる。ラジオでは検波出力が10mVで考えることが多く似た入力値なので、オイラはラジオアンプと呼んでいる。
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総電流180mAだと 温かい程度。
テスターのレンジ200mAの次は10Aなので、300mAは次の動画。
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ヒートシンクが必要な状態。 焼損はまだしない。匂いも未だ。これでも耐えられそうではある。
YouTube: 6transistor amp for radio : sepp ,2SA1359 and 2SC3422
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VTVM読みで 「2SA1015+2SC1815」の約2倍になる0.7Vは出た。(0.79Vでもクリップせず) エネルギー的には「2SA1015+2SC1815」の4倍出になる。
ヒートシンクについては、総電流180mAを超える動作点にするのであれば放熱板はほしい。軽く鳴らすのであれば放熱は不要。
seppは古典回路のひとつなので、ここにも紹介してある。
オイラが持つsepp回路で最も古いものは1959年刊行。 もはや62年経過しているので、非常に多くの回路が見つかる。
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通算402作目。
以下のようにトランジスタを配置しなおす。RK-150. ⇒ 配置変更済みはここで公開中。
8mm x15mmの貼り付けヒートシンクが使える。webで見かける回路と少し異なり「アンプ調整には電流計が必要」。電流量で音が濁ったり澄んだりが判る回路になっているので、澄んだ音にあわせること。
聴感上hfeの差を聞き分けられるのであれば、hfeの選別は必須。実動作点に近い電流(例えば200mA)前後で確認すべき項目。
オイラのオツムでは「hfeの差が10だ」などと当てられないので、購入品を選別することなく使う。
秋月に主たる電材がある。 抵抗・コンデンサーをバラで買えるならば合計費用はタバコ代前後だろう。
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ケース化してみた。