CQ出版の「パワーサプライ設計と製作」には下のように公開されている。
単相全波倍電圧整流波
電子の流れ方向がサイクルごとに変わることを利用した全波倍電圧回路と紹介されている。
ご丁寧にもamature radio stationの 国家試験問題にもでてきている。 コンデンサー容量が少ないと倍電圧になれないので注意。 10uFではだめ、47uFでようやく。安定な回路には100uF超え。大きいと電源ON時のラッシュが来て3秒ほど過電流ぽくなるので ほどほどな容量になる。
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真空管ラジオのヒーター6.3vを利用して直流10V程度ほどがほしかった。
+V,-V,そして中点(E)を備えた。
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①
+V とーV 間の電圧は、4.77V(4.78V)。
ヒーター電圧より低いので?????状態。
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②
中点から電位の高い側の確認。
+V と中点(E)では8.12V 。 6.3Vの1.4倍弱
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③
中点 と ーV 間では、ー3.29V .
中点側が低い。(教科書と違ってきた)。 ②の電圧+③の電圧 は、①の電圧になるね。
充電方向が違うので コンデンサー向き変えたら、中点 と ーV 間では電圧が0.5Vしかでてこない。コンデンサーの向きは教科書があっていそうだ。
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まとめると、こうなった。
中点からーV間で、 ネライと逆向きに電圧が貯まる。
と 机上エンジニアが云うようには実際には為らない。
「なぜ倍電圧にならないか?」は電子の気持ちになれば判る。
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上の回路のダイオード向きを逆にしてみた。
+V と ーV間で 8.16Vもでてきた。極性は反転している。
逆向きに電圧が掛かるので、25V耐圧コンデンサーがプシューと悲鳴をあげた。
ラジオから信号を貰うので中点は必須だ。
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充電方向を明確にするためのダイオードを入れた。ひとつでよいが見た目もあるので2個にした。
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6.3v x2 x1.41=17.76V なので そこそこ良い。
平滑回路のRはもっと大きくてよい。
訂正して手配。
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マジックアイをSメーター化したいね
・回路 :
領布中のSメーター回路(RKー109)に ヒーター電源から直流をつくる回路が載っている。コンデンサー多数だと突入電流でメーターが振れた。
*メーターは振れたので。定数の追い込み中。
POINT
・真空管ラジオのavcラインから信号(電圧変化)をもらってsメーターを振らしてみた。半導体ラジオのagc電圧変化とavc電圧変化は結構違う。
・作業机上にラジオを置いてAVC変化はちょうど2V。受信状況が劣るのでこの位の値だが測定器前におくと4V位の変化量になる。
・RK-109は0.5V程度の変化に対応しているので、上述変化量を減らしてやる必要がある。変化量コンバート用にICを載せてある。