先日の実験はFB401-43をつかってみた。
今日はトロイダルコア百科に沿ってFT50-61でトライ。13回巻きだと2.1MHzでピーク出力になったので11回巻きにした。
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バイアス抵抗はそのままで、負荷を変えた。
11回巻き時の出力ピークのバンドは4.1MHz。
10MHz超えると出力はゼロになる。トロイダルコア活用百科とは挙動がかなり違う。
IN=2.5mWなのでパワーゲインとしては丁度40倍。 入力側の整合はない方が吸い込んでくれる。
テスターの値は目安程度だが、能率は7%程度しかない。ミズホ通信ではもっと浅いベース電流でキットにしているので、後半はベース電流を減らしてみる。
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2SC1959は熱くならずにこの程度(150mW)は出力する。
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ミズホ通信と同じベース抵抗値にしてみた。ベース電流はかなり絞られた。
出力インピーダンスが変化したので、出力ピークのバンドは8.2MHzに上がった。この巻き数で7MHz向けになる。
しかし14MHzを超えると出力ゼロになる。全く出力されない。
トロイダル百科の記述通りにはならない。
エミッター抵抗に掛る電圧から割り返すと38mA前後。電波を増幅しているので電流計測が真値からズレている。 IN=25mWなのでパワーゲインは4倍に落ちた。トランジスタは電流増幅デバイスだと今日も痛感した。
100mW出力時に、コレクターには450mW入っているので能率は22%程度。実験から、パワーゲインを出すためには、ベース電流値を大きくしてコレクター電流値も引き上げる必要があることも確認できた。つまりパワーゲインを下げると能率は改善される結果になった。
・エネルギーの変換効率(能率)の上限は定まっている。molで表現できる分子の運動に寄るものでは70.7%が能率理論最大値でそれは超えられない。これは高校で習う内容である。オイラの年代では期末試験に出てきたので、今も覚えている。
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FCZ研から、「IN=50mW 2SC1959の2パラで出力300mW」の回路も公開されてるらしいが、パワーゲインと能率のバランスから その辺りの動作点に落ち着くだろう。
QRP パワー計は ここに紹介済み。
2SC1959でこのFT50-61コアだと14MHzから上では出力になってこない。 トロイダルコア百科とは挙動がすでに違ってきている。巻き数を減らしてインダクタンスを下げる(軽負荷)だと出力は減る。200~300mWものはLC共振でOUTさせるのがいいのか???とも思う。
本は当てにならないことも判明した。50MHz用にベターなものは ちょっと無いようだ。